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年輪の超新星、追加証拠?

先週号のNature誌のcorrespondence欄に、屋久杉年輪の超新星についての投稿がありました。屋久杉の年輪の西暦774-775年に未知の宇宙線増加イベントの証拠があり、『アングロサクソン年代記』に西暦774年の「赤い十字架」についての記述が見つかった、メデタシメデタシという話だったのですが、他にも宇宙イベントを思わせる記述があったそうです。ケンブリッジ大学のゲイリー・W・ギボンズと東京大学のマーカス・C・ワーナーによると、西暦776年に他に2つの「赤い二つの盾」へ言及する古文書があり、『アングロサクソン年代記』の「赤い十字架」と同じイベントを記述しているかもしれないそうです。



さらなる中世の宇宙線イベントの手がかり

ジョナサン・アレンは西暦774-775年の宇宙線量の増加の原因となるかもしれないものとして『アングロサクソン年代記』(Anglo-Saxon Chronicle)の項目を引用している(Nature 486, 473;2012)。別の中世のテキストはおよそ同じ時期のもう一つの天体現象を思い起こさせる。それは適当かもしれないしそうでないかもしれない。

カール大帝のザクセンに対する出兵の文脈で、ロルシュ(ドイツ)の修道院の年代記(『ロルシュ年代記』Annales Laurissenses)は、西暦776年に目撃されたあるイメージを「赤色に燃え教会の真上を動く二つの盾」として言及している。ジャンブルーのシジュベールの『年代記』(Chronicon of Sigebert of Gambloux)は「ザクセンがヘレスブルク城を包囲したとき、血の色に燃え空中で戦いのときのような確かな動きをする二つの盾として、神の栄光が全て現れた」と記している。この現象は昼間に観察されたと思われ、それが宇宙イベントだとしたら非常に明るかったことを示す。

『アングロサクソン年代記』も、天空の赤い十字架を記述している。赤は戦闘関係の兆しの伝統的なモチーフである色だ。その盾の目撃と西暦774-775年のイベントの間の日付の相違は長期にわたるオーロラ活動によって説明できるだろう。また、この『アングロサクソン年代記』の項目は、西暦776年に起こったと考えられている、オトフォードの戦いとも結びつけられている。

Gary W. Gibbons University of Cambridge, Cambridge, UK.
Marcus C. Werner University of Tokyo, Kashiwa, Japan.

Nature, Correspondence
Gary W. Gibbons and Marcus C. Werner, 2012.
Astronomy: More medieval clues to cosmic-ray event
Nature Vol 487 26 July 2012, 432.
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