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少女はピンクで少年は青?

なぜ少女はピンクで少年は青なのか?

By: Natalie Wolchover, Life's Little Mysteries Staff Writer
Date: 01 August 2012 Time: 11:52 AM ET


賢いマーケティングがピンクは少女に青は少年にという現代のルールの裏に隠されているのかもしれない。CREDIT: Image via Shutterstock

青は少年にピンクは少女にと、皆が言う。しかしこれらの性別規範は両性間の生来の生物学的な違いを反映しているのだろうか、それともそれらは文化的に作られたものなのだろうか?それは尋ねる相手による。

メリーランド大学の歴史学者、ジョー・パオレッティによる何十年にもわたる調査は、1950年代までは、ベビー用品の色となると混乱が支配していたことを示す。「すべての場面で本当と固定された性別の色の象徴性はなかった」とパオレッティはLife's Little Mysteriesに語った。ピンクは少女に、青は少年にという社会的規範は20世紀の間に米国で定められたため、それらは少年と少女の間の好む色の進化的な違いに由来する可能性はあり得ない、とパオレッティは主張してきた。

1900年代前半の赤ちゃんの本、新生児発表とカード、贈り物リスト、および新聞記事はピンクが女の赤ちゃんと同じぐらい、男の赤ちゃんにも関連づけられていたことを示す。たとえば、ベビー服製造業者のための業界誌、Infant's Department誌の1918年6月号にはこう書いてある。「この問題については実に多様な意見がある。しかし一般的に受け入れられているルールはピンクは少年向けで青は少女向けというものだ。ピンクはより決然として強い色であり、少年のほうにふさわしい。対してより繊細でしおらしい色の青は少女のほうがかわいい、というのが理由だ」

しかしこの小売業者と製造業者にルールを確立する試みは明らかに定着しなかった。「1927年のタイム誌に、さまざまな都市の百貨店を取材し少年と少女にどの色を使っているかを尋ねたチャートがある。それは地図の場所によってまちまちだった」とパオレッティは話した。現代の慣習(ピンクは少女に、青は少年に)が卓越し始めるのは第二次世界大戦の後まで待たなくてはならなかった。さらに、それは1980年代までは「固まって」いなかった、と彼女は話した。

今日の厳格な色-性別規範がなぜ広まりだしたかに関しては、メリーランド大学の社会学者、フィリップ・コーヘンはそれらが本質的にマーケティング策略の産物であると考えている。

「これはマス・マーケティングが出現し始めた時期の間に起こった」とコーヘンはLife's Little Mysteriesに語った。「『性別的に正常』であることは我々にとって非常に重要だ。マーケティング技術として、小売業者が顧客を説得して性別的に正常であるようにすることができれば、それは顧客が特定の製品――化粧品、形成外科、青またはピンクの衣服、他――を買う必要があることを意味する。それは製造またはマス・マーケティングの視点からでのみ意味があることだ」、とコーヘンはEメールに書いている。

一つの色-性別の組み合わせがなぜ反対の組み合わせより優勢になるかに関しては、パオレッティは我々が現在用いる規範がフランス・ファッションの影響を反映しているのかもしれないと主張する。伝統的なフランス文化はピンクを少女と、青を少年と合わせていた(ただしベルギーとカトリック・ドイツは反対を使っていた)。そしてフランスは20世紀におけるファッションを定めたため、彼らの伝統が支配したままになった。

ところが、7月21日にArchives of Sexual Behavior誌に発表された新しい論文は、この広く受け入れられたピンクは少女に、青は少年にの起源物語に疑いを投げかける。

グーグル・ブック検索

トリノ大学(イタリア)の社会学者、マルコ・デル・ジュディチェによると、グーグルによってスキャンされてきた、1880年から1980年までの間に米国で出版された全ての本の単純な検索は、全期間のあいだピンクが少女に関連づけられ青は少年に関連づけられていたことを示すという。グーグル・Nグラムというプログラムを用いて、彼は「青は少年」、「ピンクは少女」、「青は少女」、「ピンクは少年」という句のほか、単数形版の「青は一人の少年」などの句も検索した。我々が守っているルール(青は少年に、ピンクは少女に)は1880年以後に現れ、時間を経るとともにより一般的になっていった。しかし反対のルール(ピンクは少年に、青は少女に)はけっきょく本の検索には現れなかった。

「ピンクは少なくとも19世紀後期までには女性の色になっていたと思われる」とデル・ジュディチェはEメールに書いている。「簡潔に言うと、詳しく調査すると、ピンク-青の性別コーディングの反転は一つの科学的『都市伝説』のたくさんの警告サインを示す。査読文献にいくぶん浸透した都市伝説だ」

ピンクが常に女性のもので青が男性のものなら、これらの性別-色の関連づけがある程度の人類生物学における基礎を持つという可能性が出てくる。少女は遺伝的にピンクを好み、少年は遺伝的に青を好むのだろうか?それを知るものはいない、とデル・ジュディチェは話した。「答えは文化と生物学の相互作用が関与すると判明することになると思う。たとえば、2007年にある研究がオスとメスが色スペクトルの違った領域に敏感だという証拠を見つけているが、提唱されている説明はまだ非常に憶測的で多くが待望されたままだ。これはとても魅惑的な疑問だと思う」

だが、デル・ジュディチェは、人々が性別-色の関連づけに生物学的基礎があるかどうかの研究を止めたともつけ加えた。この関連づけが最近になって作られたという彼が「都市伝説」と呼ぶものを考慮すれば、そんなことがあり得ないのは明白だからだ。

前と後ろに

パオレッティによると、デル・ジュディチェの本の検索は、彼女が観察してきた色-性別の関連づけがミックスされた視覚的な表現のほとんどを見逃しているという。「私は何か視覚的なものを研究する目的で単語検索をしようだなんて決して思わないだろう」と彼女は話した。20世紀前期からのベビー用品が、性別-色の関連づけとなると、単一の標準に従ったわけではないという事実は残る――パオレッティが見つけた雑誌記事に反映されている混乱。

コーヘンは新しい本の検索の結果にかかわらず、全ての他の証拠は、現在、どちらかの性別の子供が白い服装を着せられているときに、我々が子供を性別によって識別する割合は150年前よりはるかに大きいことを示しているとつけ加えた。最近の性別-色の関連づけの強化は文化的なものに違いない、と彼は主張する。それぞれの性が自身の色の好みを進化させてきたという考えには可能性がほとんど残されていないという。「進化がこれを必要とした強い理由がなくて、この好みの生物学的基礎もないのなら、それはでっち上げをしていることになる」と彼は話した。

ピンク色のような公平なものが女性らしさを帯びるように思われる状態に達した過程は、正確に、どのようなものだったかについての議論が、恐らく学術雑誌のページの中で荒れ狂うことになるだろう。その間に、たった1世紀前に「一般的に受け入れられてるルールはピンクは少年に、青は少女にというものだ」と、一つの雑誌が断言したという奇異な真実について考える時間が我々にある。

Life's Little Mysteries
Why Is Pink for Girls and Blue for Boys?
Natalie Wolchover, 01 August 2012 Time: 11:52 AM ET

原論文
Marco Del Giudice, 2012.
The Twentieth Century Reversal of Pink-Blue Gender Coding: A Scientific Urban Legend?
Archives of Sexual Behavior 2012, DOI: 10.1007/s10508-012-0002-z Online First



20世紀初頭には「男の子はピンク、女の子は青」の服が着せられていた、というのはとても有名でいろんな本に書かれています。男女の好みの違いは遺伝的なものなのか、文化的なものなのか、というのは興味深い問題です。遺伝説の証拠はサルの赤ちゃんにおけるおもちゃの好みの男女差が、文化説の証拠は男女の子供服の色の変遷が有名だったのですが、文化説の証拠の一角が崩れてしまいました。
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