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南極の氷の下のリフト

隠れたリフト・ヴァリーが西南極の下で発見され、加速する氷消失への新しい知見を明らかにする

Issue date: 25 Jul 2012

科学者たちは西南極にある氷の下に隠れた1マイルの深さのリフト・ヴァリー(地溝帯)を発見した。彼らはそれが大陸のこの部分からの氷消失に寄与していると考えている。


フェリグノ氷河流の氷縁。ここで氷河流はエルタニン湾に流れ出す。 (Photo: Rob Bingham)

アバーディーン大学と英国南極調査所(BAS)からの専門家たちがそれを発見したのは、フェリグノ氷河流の下である。そこは過去に1回だけ、50年以上前の1961年に、踏査されたことのある地域で、南極の標準からしても僻地である。

今週のNature誌に報告された彼らの発見は、氷で埋められた太古のリフト盆地が、現在の氷の流出と消失に影響を与える、温暖化する海洋に繋がっていることを明らかにする。

西南極氷床は南極のあらゆる他の部分よりも早く氷が消失しているために、大きな科学的興味と社会的重要性を持つ。そこでは氷河の一部が年間1メートル以上縮小している。

西南極からの氷の消失に影響するプロセスを理解することは、温暖化する世界におけるその将来の振る舞いの予測を向上するのに重要である。


フェリグノ氷河流でのフィールド・キャンプ(2009年11月-2010年2月に設置)。 (Photo: Rob Bingham)

アバーディーン大学地球科学部で研究する氷河学者でこの研究の筆頭著者の、ロバート・ビンガム博士がこのリフト・ヴァリーを発見したのは、2010年に英国南極調査所と3ヶ月のフィールドワークに取りかかっている間だった。

ビンガム博士のフィールドワークは英国自然環境研究委員会によって支援された。彼はこう話した。「過去20年にわたって我々は衛星を使って南極からの氷の消失を監視してきた。そして我々は一定したかなり量の氷の消失が多くの海岸線の周囲からあることを目撃した」

「フェリグノ氷河流を含む、氷河の一部では、消失が特に際立っていた。その理由を理解するために、我々は氷面の下の状態についてのデータを得る必要があった」


2010年1月8日にフェリグノ氷河流を横切って牽引される氷貫通レーダー。 (Photo: Rob Bingham)

チームは氷貫通レーダーシステムを使ってデータを集めた。それは1500マイルの距離――ロンドンとアテネの間を超える――にわたる、比較的平らな氷面を横切って運転されるスキドゥーの後ろで牽引された。

ビンガム博士はこう続けた。「我々が見つけたものは、そこの氷の下に横たわる大きな渓谷だ。その一部は周囲の景観よりおよそ1マイル深い」

「もしいまここの氷のすべてを剥がし去れば、どこから見てもアフリカで見られる巨大なリフト・ヴァリーぐらい目覚ましく、グランドキャニオンぐらい著しいサイズの地形が見られるだろう」

「これは我々が横切って運転した平坦な氷面とは合致しない――これらの測定がなければそれがそこにあることを我々は知ることはなかっただろう」

「特に重要なことはこの壮観な渓谷が、我々が衛星の観測で過去20年にわたってこの地域の上に目撃してきた氷面の低下と氷の消失の記録に完全に沿っていることだ」

共著者で英国南極調査所の地球物理学者のファウスト・フェラッチオリ博士はこうつけ加えた。「新しく発見されたフェリグノ・リフトは、西南極氷床の下に横たわる巨大でまだ少ししか理解されていないリフトシステムの一部である」

「この研究が示すことはこの太古のリフト盆地、および温暖化する海洋に繋がる氷の下で発見された他のものが、現在の氷の流れに影響することがあり、沿岸の変化をさらに内陸へと進めることによって氷の消失を悪化させるかもしれない、ということだ」

Nature誌の研究は英国南極調査所のIcesheets Programmeの一部である。それは地球システムにおける氷床の役割と、氷床の変化を制御するプロセスを精査するものだ。それは現在の変化を監視し、これを過去を含む文脈に置いて、地球規模の海水準上昇をより正確に予想できるようにしている。

フェリグノのアニメーション

4分のナレーション付の動画が西南極で観察される氷の薄化の現在のパターンが本質的に何百万年にもわたる地質プロセスによる影響を受けることを示す。



氷貫通レーダー調査

3ヶ月のフィールドシーズンのうちの一日に行われた氷貫通レーダー調査の1分の動画。天気と氷面状態はこの地域で典型的なものだ。



British Antarctic Survey, Press Release
Hidden rift valley discovered beneath West Antarctica reveals new insight into accelerating ice loss
Issue date: 25 Jul 2012

原論文
Robert G. Bingham, et al. 2012.
Inland thinning of West Antarctic Ice Sheet steered along subglacial rifts
Nature 487, 468–471 (26 July 2012) doi:10.1038/nature11292 Published online 25 July 2012
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