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古代アメリカの黒い飲み物

古代アメリカのスターバックス?

by Elizabeth Norton on 6 August 2012, 3:10 PM


ざわめき。黒い飲み物の痕跡は現在のセントルイス(ミズーリ州)市外の太古の都市、カホキアからのこれらのようなビーカーの中で見つかった。それは米国南東部に土着のカフェインの多く入った飲み物だった。Credit: Photo by Linda Alexander; Courtesy of the Illinois State Archaeological Survey

1600年代に、アメリカ南東部を探検したヨーロッパ人は先住民が習わしとしていた浄化儀式について書いている。それは踊り、嘔吐、および旅行者が黒い飲み物と呼んだ大量の液体が伴っていた。貝殻のカップから出されていた、カフェインの多い抽出物はモチノキ類の一種である、低木Ilex vomitoriaから淹れられた。新しい研究の中で、研究者たちは黒い飲み物の初めての直接証拠を見つけた。フロリダ州またはミシシッピ州に産する貝殻でなく、現セントルイス(ミズーリ州)市外の古代都市カホキアにて陶製のビーカーから。この発見は、クリストファー・コロンブスが新世界に上陸する何世紀も前に隆盛した交易ネットワークがあったことをほのめかす。そこではカフェイン入りの飲み物にスターバックスのような重要性とたぶん宗教的意義があった。

カホキアは西暦1050前後にほとんど突然生じて、300年後にほとんど不意に消滅した。その間、それはメキシコの北の最も大きくて最も洗練された主要都市だった。考古学的証拠によると、都市の中心部は約14平方キロメートルを占めており、当時のロンドンより大きかった。15,000人の住民が日食を図示するストーンヘンジの木材版を構築していた。都市を囲む防御柵は侵入者の位置によって取り壊し再配置することができた。発掘地は独特の模様がある、マグ形のビーカーも産出した。

ニューメキシコ大学(アルバカーキ)の考古学者、パトリシア・クラウンと彼女の共同研究者たちは、カホキアで研究しているイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校からの2人の考古学者、トマス・エマーソンとティモシー・ポーケタットが送った、これらのビーカーの断片を分析していた。このビーカーはチョコレート――中央アフリカから起こった貴重な飲み物――だと推定される残滓が入っていた。しかし化学シグネチャはカフェインの痕跡を示していたが、それらはチョコレートの主要原料であるカカオのものと一致しなかった。カホキアのチームは、ビーカーには代わりに黒い飲み物が入っていたかどうかを知りたいと思った。南東部で見つかるものと似た貝殻のカップがカホキアでも見つかっていたことから、一部の考古学者たちは交易者がこの精製した抽出物もこの都市にもたらしていただろうと予想した。しかし、モチノキ類の葉は保存されずに考古学発掘で見つからず、分析手法はカフェインの起源を区別できなかったために、カホキア人が飲んでいたものが何であったかは明らかでなかった。

真相を知るために、クラウンは生化学者でチョコレートの専門家であるハーシー食料技術センター(ペンシルヴェニア州)のW・ジェフリー・ハーストとチームを組んだ。ハーストは以前にチョコレートに見つかるテオブロミンと呼ばれる化学物質を同定していた。調査はこのモチノキ類植物が、チョコレートには見つからない、ウルソール酸と呼ばれる化合物を含んでいることも示していた。

Proceedings of the National Academy of Sciences誌に今日オンラインで掲載される、新しい研究の中で、クラウンとハーストはカホキアの試料を分析して化合物を調べた。彼らはモチノキ類ベースの飲み物が特徴的なカフェイン対テオブロミンの比率を持っていたことと、それに加えてウルソール酸が存在することを見いだした。それらはカカオとは明瞭に異なる。このプロフィールを使って、彼らはカホキアのビーカーに実際に黒い飲み物が入っていたことを示した。そこは最も近いIlex vomitoria植物から400キロメートル離れ、ヨーロッパ人が自分たちの雑誌にその茶を記述する500年前のことだった。

クラウンの説明によると、この低木はカホキア原産ではなくテキサス州東部とフロリダ州の間の沿岸地域であったため、葉は二つの地域を繋げる交易ルートを通して内陸都市へともたらされたに違いない。それはこの飲み物が大きな文化的重要性を持っていたことを示す。カホキアが黒い飲み物を儀式的につかっていたかは分かっていないが、その精細な質のビーカーでの出現はそれが神聖でなくても、とても貴重なものだったことを示す。

「我々はまだ他のタイプの土器を分析していないので、これらのビーカーが黒い飲み物専用だったのかは言えない」とクラウンは話す。しかしビーカーは儀式集会場または墓地と考えられる遺跡で見つかっており、明瞭な取っ手、真っ直ぐな側面、および模様ははるか北のウィスコンシン州でも見られる。ビーカーと黒い飲み物が相伴うものだとすると、11世紀から13世紀の間に広い範囲にカホキアの宗教的影響があったことを意味するだろう、とクラウンらは提唱する。

ワシントン大学(セントルイス)の古人類学者、ゲイル・フリッツはそのような植物遺物を分析する精密な方法があるのは興奮する、と話す。「普通は発掘で出てくるのは穂軸、堅果、種などの大きな植物部位の炭化遺物だけだ」

元記事
Science NOW
Starbucks of Ancient America?
by Elizabeth Norton on 6 August 2012, 3:10 PM

原論文
Patricia L. Crown, et al. 2012.
Ritual Black Drink consumption at Cahokia
PNAS August 6, 2012 Published online before print August 6, 2012, doi: 10.1073/pnas.1208404109
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