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H・ルドルフェンシス新標本

新しい化石が謎めいた人類の祖先に顔をつけた

by Ann Gibbons on 8 August 2012, 1:00 PM


人類の多様性。この新しい顎は200万年前に我々人類の祖先と並んで1タイプ以上の初期人類がいたことを示す。Credit: Fred Spoor/National Museums of Kenya

40年の調査の後に、研究者たちはついに謎めいた人類祖先に新しい顔をつけることができた。この人類種の頭骨は40年前にケニアで発見されていた。この新しい化石によって科学者たちは、約200万年前の我々Homo属の夜明けのすぐ後に生きていた謎の種の詳しい姿を知ることができる。それは178万年から203万年前のアフリカのリフト・ヴァリー(大地溝帯)にHomoが複数種存在しており、彼らは恐らく共存のために別の方法で適応しなくてはならなかったことも示す。

古人類学者ミーヴ・リーキーは1972年にクービ・フォラで奇妙な新種の人類祖先の頭骨を初めて見つけた。そこはアフルカ東側のトゥルカナ湖にある有名な化石層で、1960年以来複数の異なった種の人類祖先が見つかっている。この発見以来、彼女をはじめとする研究者たちはこの種に属する追加標本をひたすら探してきた。その200年前の頭骨は大きな脳を持っていて、それが我々Homo属のメンバーとされる理由だった。しかしその長くて平らな顔面をはじめとする特徴によって、当時知られていた初期Homo属に属する他の2種とは明瞭に異なっていた。そのため多くの研究者たちはそれを新種、Homo rudolfensisのものと考えた。だが、それが新種なのか、それとも単にHomo habilisの風変わりなメンバーなのかを疑う者もいた。Homo habilisは230万年から140万年前まで東アフリカに生息していた人類祖先である。「それはいつも例外的だった」と、トゥルカナ盆地研究所(ケニア)とストーニー・ブルック大学(ニューヨーク)のリーキーは話す。「それをもっと見つけなくてはならないことは常に分かっていた」

化石ハンターたちが2008年に岩石から突き出た保存の良い化石化した、幼体の中顔面の骨と歯を見つけたとき、「本当に興奮した」とリーキーは話す。この顔面は、KNM-ER 1470と呼ばれる、最初のH. rudolfensis頭骨の小さな「ポケット版」のように見えた。それはH. habilisに見られるもっと突き出た上顎とは反対に、異常に平坦な顔を持っていた、と共著者でマックス・プランク進化人類学研究所(独ライプツィヒ)のフレット・スポールは話す。その小さなサイズは、H. rudolfensisの頭骨が決まってH. habilisの頭骨より大きい、あるいは大きな標本がオスで小さなものがメスだという古い考えを排した。

チームは2009年に著しく完全な下顎を発見して、この捕らえどころのない種のさらに詳しい姿を得た(1470標本には下顎がなかった)。この顎と新しい顔面はH. rudolfensisが異常な、U字形の口蓋を持っていたことを明らかにした。そこでは、H. habilisにおけるV字形の口蓋で犬歯が側方に並ぶのとは違って、犬歯は顎の前を向いていた。これは2つの種の間に大きな発生学的違いがあって、1つの種のあいだの変異ではないことを示す、とスポールは話す。

Nature誌に今日オンラインで記載された新しい化石は、すべてクービ・フォラのカラリ・リッジで発見された。そこは1470頭骨が見つかった化石層から10キロメートル以内であり、H. habilisH. erectusの化石が発見されている場所と同じ地域にある。一部の研究者たちは、1470標本と新しい化石が同じタクサ(または生物学的グループ)H. habilisのメンバーだった可能性があると考えている。その理由は、見つかっているH. habilisの化石があまりに少ないために「我々はまだH. habilisを理解していない」からだと、カリフォルニア大学バークリー校の古人類学者、ティモシー・ホワイトは話す。

しかし他の研究者たちによると、新資料は「H. erectusプラス2つか3つの他のタクサがいたという本当に良い証拠」だとワシントン大学(ワシントンD.C.)の古人類学者、バーナード・ウッドは話す。彼はこの新しい研究には関わっていない。だいたい同じ時期と場所に3つの種が共存していたのなら、彼らはどのように食料とねぐらを互いに競争していたのだろうか?今こそ「彼らがどうやって世界を分かち合っていたのかを説明する仮説について考える」ときだとアリゾナ州立大学(テンピ)の古人類学者、ウィリアム・キンベルは話す。

元記事
Science NOW
New Fossils Put Face on Mysterious Human Ancestor
by Ann Gibbons on 8 August 2012, 1:00 PM

原論文
Meave G. Leakey, et al. 2012.
New fossils from Koobi Fora in northern Kenya confirm taxonomic diversity in early Homo
Nature 488, 201–204 (09 August 2012) doi:10.1038/nature11322 Published online 08 August 2012



人類祖先が大家族であったことを示す化石

顎の構造は少なくとも3つのHomo属の種がかつてアフリカの平原を歩き回っていたことを示す。

Matt Kaplan
08 August 2012

化石化した頭骨はHomo属に属する少なくとも3つの明瞭な種が170万年から200万年前の間に存在していた示し、古人類学における長年の議論を解決した。

今週Nature誌に発表された研究は、比較的平坦な顔面を持つヒト族である、Homo rudolfensisに集中した。この種は1972年に単一の大きな頭骨によって初めて同定された。それ以来、数個の他の大きな頭骨の化石がこの種のものとされているが、顔面と下顎の両方を含むものはなかった。これは問題となってきた。古人類学では、顔面と顎が標本を特定の種('rudolfensis'のように、リンネ式の称号で二番目の語で示される)と同定するための指紋のように機能し、より広い属('Homo'のように、一番目の語)のグルーピングとは異なる。


1972年に見つかった頭骨上部と新しく発見された下顎はともに謎のヒト族の種Homo rudolfensisに属すると考えられている。F. Spoor

完全な頭骨なしに、H. rudolfensisのものとされる標本が、真に明瞭な種のメンバーなのか、それとも実際はほぼ同時代に生息していた、Homo habilisHomo erectusなどの、他のHomo属の種に属するのかについて共通認識に達するのは困難であった。いくつの異なったHomoの種がいたのか、そして彼らは同時に生息していたのかを理解することは、人類の系統の歴史が複数のヒト族の間の激しい競争に遭ったのか、それとも一つの種から別の種への着実な継承があったのかを決定する助けになるだろう。

しかし最新の結果はこの不確かさの多くを晴らした。それにはケニア北部にあるクービ・フォラと呼ばれる砂漠地域で見つかった3点の化石(2点の下顎と幼体の下部顔面)が関係する。それらを地面から掘り出した、トゥルカナ盆地研究所(ナイロビ)の古人類学者、ミーヴ・リーキー率いるチームは、口の前側で歯が作る弓である歯列弓が、まさに1972年の頭骨の口蓋構造のように、ほぼ四角形だったことを記載した。対照的に、平均的な現生人類の口はカーブした歯列弓を持つ。

さらなる証拠は、極めて前方で口蓋と接合する頬骨を持っていることが印象的な、幼体の顔面によっている。「幼体の顔面が母岩からゆっくり出現したときはとても長い興奮だった。そして1972年の標本との類似性はとても顕著になった」とリーキーは回想する。

歴史的肖像

まだ多くの点で、チームの発見した化石は答えより問いを多く提示する。KNM-ER 1802と称され、1個体のH. rudolfensisに属すると広く考えられている1点の知られた下顎標本は、最新の化石よりまるい歯列弓を持っているように思われる。これを理由に、リーキーと彼女の共同研究者たちはKNM-ER 1802が異なったHomoの種、たぶんH. habilisに属すると提唱している。しかしさらなるH. habilisの骨が見つかるまでは、チームは確信を持てない。「それはHomo habilisである可能性があるが、別の種である可能性もある」と、ジョージ・ワシントン大学(ワシントンDC)の古人類学者、バーナード・ウッドは話す。

4つものHomoの種(H. rudolfensisH. habilisH. erectus、およびKNM-ER 1802の種)が進化史の一時期に共存したとすると、研究者たちは異なるヒト族が互いに同伴していてどう振る舞ったのかを不思議に思っている。

「地質年代が粗いために、我々はまだこれらの種が同じ時期に同じ場所にいたことを完全に確信できていない」とウッドは話す。「そうだったとすると、彼らは互いに影響し合ったというのは完全にあり得ることだ。そしてそれが起こっていたとすると、これらの相互作用がどんなものだったか知りたいとは思わないか」

だが、カリフォルニア大学バークリー校の古人類学者、ティム・ホワイトは、リーキーと彼女の共同研究者たちが前後の順序を誤っていると主張する。「この分野の専門職で数少ない歯、顎、および下部顔面に基づいて化石種を正確に同定できると思える人がいるだろうか?単一の現生種で別個体の間に見られる巨大な多様性について分かっていることに照らし合わせれば」と彼は尋ねた。

リーキーは一歩も引かない。「私はティムに、我々の新しい化石とKNM-ER 1802の間に見られるのと同程度の多様性が見られる霊長類を見つけてくれと挑戦したい」と彼女は言い返した。

Nature News
Fossils point to a big family for human ancestors
Matt Kaplan, 08 August 2012
Nature doi:10.1038/nature.2012.11144
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