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我々に異種交配はなかった?

現生人類とネアンデルタール人の交雑があったかについての疑い


DNA rendering ynse from Flickr

研究結果は遺伝的類似点の説明に共通祖先特性を指し示す

新しい研究は現生人類とネアンデルタール人にある時点で、異種交配と言われる交雑があったという、説について疑いを提起する。ケンブリッジ大学の研究者たちによる研究結果によると、異種交配でなく共通祖先特性が、ヨーロッパ人とアジア人の子孫(ユーラシア人)がネアンデルタール人と平均して1-4パーセントのDNAを共有することをよく説明する。それは今日、8月13日にPNAS誌に発表された。

過去2年間に、現生人類とネアンデルタール人がある時点で交雑したことを示す多数の研究が発表されてきた。遺伝的証拠によると、平均してユーラシア人とネアンデルタール人はDNAの1-4パーセントを共有している。それに対して、アフリカ人はネアンデルタール人のゲノムのほとんど何も持っていない。以前の研究はこれらの違いは、現生人類がアフリカを出て行ってからすでにヨーロッパに居住していたネアンデルタール人と交雑したことによって起こった異種交配によって説明できると結論づけた。

だが、英国バイオテクノロジー・生物科学研究会議とリバーヒューム財団による資金を受けた新しい研究は、この遺伝的類似点に代替説明をもたらした。科学者たちは共通祖先特性が、異種交配がなくても、遺伝的類似点を説明することを見いだした。言い換えれば、ネアンデルタール人と現生人類が共有するDNAはすべて共通起源から受け継がれたもので、ネアンデルタール人DNAの現生人類への流入はなかった。

この研究を率いたケンブリッジ大学のアンドレア・マニカ博士はこう話した。「我々の研究は、現在ネアンデルタール人ゲノムに見られるパターンは例外的なものではなく、異種交配がない場合に見られると思われるものの予測に沿っていることを明白に示す。だから、何らかの異種交配が起こっていたとしても、それは起こらなかったと確証するのが難しいことだが、それは極少なく人々が現在主張しているよりはるかに少なかっただろう」

ネアンデルタール人と現生人類がかつて共有していた共通祖先は、約50万年前にアフリカとヨーロッパに分布していた。現在のヨーロッパを通して非常に異なった個体群がいるのと同じように、共通祖先の個体群も大陸を通して完全には混合されていなかったと思われる。しかし近い個体群ほど離れた個体群より互いに遺伝的に似ていただろう。(アフリカにおける個体群が「構造化」されていたという広範囲にわたる遺伝的および考古学的証拠がある。言い換えれば、アフリカの違った個体群は移住を通じて限られた交換しかしなかったおかげで、遺伝的および形態的な意味の両方で互いに違ったままだ。)

そして、約35-30万年前、ヨーロッパ人の分布域とアフリカ人の分布域は分離されていった。ヨーロッパ人の分布はネアンデルタール人へと進化し、アフリカ人の分布は最終的に現生人類になった。だが、それぞれの大陸の中の個体群は自由に混合されなかったため、現生人類のアフリカにいる個体群のうち、祖先がヨーロッパに近かった人々のDNAはより多くの祖先的DNA(つまり、遺伝的変異)を持っていたと思われる。それはネアンデルタール人とも共有されたものだ。

この見地に立って、科学者たちは現生人類個体群のあいだでネアンデルタール人との遺伝的類似点に違いがあること(異種交配のせいにされていた)が、北アフリカにいた現生人類(後にヨーロッパに植民することになった人々)のネアンデルタール人に対する接近度によるものなのかを決定するためのモデルを作った。

現生人類の個体群のあいだで違っている遺伝的構成を精査することによって、科学者たちのモデルは大陸の中の違った個体群のあいだに遺伝的類似性がどれぐらいあったかを推測することができた。それから研究者たちは、アフリカとユーラシアに相当する多数の個体群を過去50万年間にわたってシミュレートし、ランダムなネアンデルタール人個体と、アフリカとユーラシアにいる現生人類との間にどれだけ多くの類似点が予想されるかを見積もった。

6万-7万年前に現生人類がアフリカの外に拡大した時に、彼らはネアンデルタール人との遺伝的類似性も持ち出し、ヨーロッパ人とアジア人をアフリカ人よりネアンデルタール人に似させた、というのが平均である、と科学者たちは結論づけた。これは、共通祖先特性でなく異種交配がこれらの違いを説明するという理論を根拠薄弱なものにする。

マニカ博士はこうつけ加えた。「このように、共通祖先特性とそれぞれの大陸の中での個体群のあいだの地理的な違いに基づいて、我々は出アフリカ個体群がアフリカ人よりネアンデルタール人と多くの類似点を持つと予想できる。これはネアンデルタール人のゲノムが解読された時に観察されたパターンそのものだ。しかしこのパターンは異種交配のせいにされてしまった。望むらくは、誰もが異種交配を唱える前にもっと注意深くなって、太古の個体群が現生の個体群と同じぐらい互いに異なっていたことを考慮し始めてもらいたい」

University of Cambridge, Research News
Doubts about whether modern humans and Neanderthals interbred
Published August 13, 2012

原論文
Anders Eriksson and Andrea Manica, 2012.
Effect of ancient population structure on the degree of polymorphism shared between modern human populations and ancient hominins
PNAS August 14, 2012 Published online before print August 14, 2012, doi: 10.1073/pnas.1200567109
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