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肋骨に残る狩猟の証拠

おおおおむかしの、バックリブ

by Traci Watson on 12 October 2012, 2:34 PM


夕食のリブ(肋骨)。獲物の動物からの200万年前の肋骨には膜を剥いだサインが見られ、初期人類による消費のマークである。一本の肋骨にはヒト族動物の歯形も見られる(左上)。
Credit: Pickering, T.R., Domínguez-Rodrigo, M., Heaton, J.L., Yravedra, J., Barba, R., Bunn, H.T., Musiba, C., Baquedano, E., Diez-Martín, F., Mabulla, A., Brain, C.K., Taphonomy of Ungulate Ribs and the Consumption of Meat and Bone by 1.2-Million-Year-Old Homini


今のところ、100万年前の料理本を掘りだした人はいない。だから考古学者たちが初期人類の食性について知る一つの方法は、大昔に食べられた動物の化石化した骨を調査することによる。しかし誰が、または何が、食べたのかを見分けるのは難しいことが多い。いまレイヨウとシカの肋骨という先史時代の食べものの遺物を徹底的に調査した科学者たちは、新しい種類の特徴的なボーン・マークを特定した。それは人類の祖先が動物の死骸を食事にしたのか否か、または食事主は単に古代のライオンやハイエナだったのかを決定する助けになるものだ。

さらに議論を呼ぶことに、この論文の著者たちによると、ボーン・マークは100万年前のヒト族動物(または初期人類)が狩猟または新鮮な獲物から肉食動物を追い払うことによって彼ら自身の生活の資を稼いだことも示すという。だが、他の科学者たちによるとこのマークは、将来の化石分析には有用であるけれども、初期人類が他の肉食動物が遺棄した食べ残しで生きていたいわゆる受動的腐肉食者であった可能性も残されているという。

「考古学的記録が非常に少ない」ためにこの議論は重要だと、この研究の筆頭著者でウィスコンシン大学(マディソン)の古人類学者の、トラヴィス・ピカリング(Travis Pickering)は話す。そのため人類がどのように食料を得ていたかについての証拠は「認識と知性および社会組織について話すために我々が推定の元にできる…数少ないことの一つだ」

この新知見はピカリングが「偶然の幸運」と呼ぶことの結果である。彼と彼の共同研究者たちは、有名な化石層である、タンザニアのオルドゥヴァイ峡谷のBK地点で彼らが発掘した、120万年前の先史時代のレイヨウおよびシカの化石化した骨を観察していた。骨は石器によるマークを帯びていて、初期人類がそれらを食事にしていたことを証明した。しかしピカリングは一部の化石肋骨の外表面が引き剥がされていたことに気づいた。彼は同じ種類の損傷を、彼が飼育下にあるチンパンジーが残した骨を研究した、20年前に見たことがあった。

ピカリングはヒトやチンプなどの霊長類が、肋骨の外膜の一部を剥がし取る過程の中で、手を使ってそれをポキンと折ることができることを指摘する。霊長類は取り外した肋骨を片手で持ち、歯を使って外側部分を剥がし取って骨髄を得ることもできる。彼のチームは現生人類が気軽に食べた肋骨を調査し、そのような剥がし痕の多数の例を見つけた。

それに対して、現生イヌ、ライオン、および他の捕食者によって噛まれた肋骨についての研究者たちの調査は、肋骨剥がしの例が一つしかなかった。科学者たちはこの剥がし痕と他の手がかりはオルドゥヴァイの骨を食べたのが初期人類であり、恐らくホモ・エレクトゥス(Homo erectus)やホモ・エルガステル(Homo ergaster)などの名前で知られる初期人類だと結論づけた。

歯のマークは曖昧なことが多く、石器使用より前の時代の獲物の骨などは、石器によるマークを示さない。だから剥がし損傷は獲物の骨がヒトによって食べられたのか、それとも別の動物によってかを示す別の診断手段を提供するだろう、と著者たちは話す。

現代のバーベキュー愛好者が知るように、肋骨の肉はとてもそそる食べ物であり、肋骨の中に包まれた器官も同様である。研究者たちは今週Journal of Archaeological Science誌にオンラインで発表された論文の中で、新しい獲物を得た大型肉食動物が肋骨の肉のほか、胸郭の内側の心臓と他のはらわたを大急ぎでむさぼり食うと主張する。だからヒト族動物が肋骨を食べて胸郭を壊して開けていたのなら、死骸を最初に得たのは彼らであり、肉食動物ではなかったと著者たちは主張する。それはヒト族動物が彼ら自身で獲物を殺していたか、肉食動物を追い払っていたことを意味する。

ちょっと待て、とこの論文に関わっていない他の科学者たちは言う。「それはとてもあやふやな議論だ」とロンドンにある自然史博物館の名誉研究員の古人類学者、ピーター・アンドルーズ(Peter Andrews)は話す。彼によると、肉食動物が肋骨を腐肉食者に残した可能性もある。だからヒト族動物が彼ら自身で死骸を得たのでなくても、骨が剥がし痕を持つこともある。

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの古人類学者、マイケル・パンテ(Michael Pante)によると、現代のライオンはしばしば多くの肋骨の肉を死骸に残すという。だから肋骨を消費したのがヒト族動物だという証拠は必ずしもヒト族動物が自身で獲物を捕まえたことを意味しない。しかしパンテは他の研究に基づいて、およそ100万年前のヒト族動物がおそらく狩猟をしていたか第一捕食者を追い払っていたということに同意する。この分野のすべての人たちが、能動的腐肉食と呼ばれる後者の技術が必要なスキルという点で実際には狩猟に近いランクであることに賛成する。

元記事
Science NOW
Baby Back, Waaaay Back, Ribs
by Traci Watson on 12 October 2012, 2:34 PM

原論文
Travis Rayne Pickering, et al.
Taphonomy of Ungulate Ribs and the Consumption of Meat and Bone by 1.2-Million-Year-Old Hominins at Olduvai Gorge, Tanzania
Journal of Archaeological Science, Available online 9 October 2012
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