Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/139-51132387

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

地震リスク評価間違いで有罪

イタリアの裁判所は地震学者たちを殺人で有罪と判じた

6人の科学者と当局はラクイラ地震にかんして禁固6年を宣告された。

Nicola Nosengo
22 October 2012

イタリア、ラクイラ


市民安全局の地震リスク事務局の局長、マウロ・ドルチェは2009年4月にラクイラ(イタリア)で起こった死者を出した地震の後に、殺人で有罪と判じられた7人のうちの一人だ。
FILIPPO MONTEFORTE/AFP/Getty Images


13ヶ月の審理の末に、6人の科学者と政府当局は殺人で有罪とされ禁固6年を宣告された。評決理由は、2009年4月6日にラクイラの市で地震が発生し、309人が死亡する前に、彼らがリスクを評価し、伝えた方法だった。

尋問は、地震が市の中心部を破壊して以降、臨時の裁判所が置かれている、ラクイラの郊外工業地域にあるプレハブ建物で行われた。マルコ・ビリ(Marco Billi)判事が評決を読み上げたとき、傍聴席は犠牲者の遺族、地元と国際メディアのリポーター、および多数の一般市民でいっぱいだった。禁固刑に加えて、被告は1年間の公的サービスの禁止と、起訴状に名前が記された29人の犠牲者のそれぞれに平均で100,000ユーロという、遺族に対する賠償金の支払いを命じられた。

被告人たちはみな2009年3月31日にラクイラで開かれた会議に出席していた。そこで彼らは、それ以前の数ヶ月に市で発生していた群発地震を踏まえて、大地震のリスクを評価するよう求められた。会議は異常に短く、続けて記者会見が開かれた。そこで市民安全局と地元の専門家たちは、小地震は大地震のリスクを起こさないと述べて、人々を安心させた。デ・ベルナルディニスはテレビのインタビュー(会議のすぐ前に記録された)でこう話した。「地震コミュニティはエネルギーの放出が進行中であるため危険はないと私に語った」これは多くの地震学者たちが科学的に間違っていると考えた声明だ。

検察によると、そのように安心させたことが、29人の犠牲者が最終的に家が崩壊して死んだ理由になった。彼らはその後の数日にラクイラを離れようとしていたのに、考えを変えてとどまることを決めていた。そのため検察は、彼らの「不適切」なリスク評価が科学的に間違ったメッセージを人々に与え、それが死者を増やすことに寄与したとして、出席者のメンバー7人全員を殺人の罪で訴えた。

7人は次の通り。ベルナルド・デ・ベルナルディス(Bernardo De Bernardinis)、当時市民安全局副長官で、後に環境保護研究所(ISPRA)所長;エンツォ・ボスキ(Enzo Boschi)、国立地球物理学火山学研究所(INGV)所長;ジュリオ・セルヴァッジ(Giulio Selvaggi)、国立地震センター長;フランコ・バルベリ(Franco Barberi)、ローマ・トレ大学の火山学者;クラウディオ・エヴァ(Claudio Eva)、ジェノヴァ大学の地球物理学教授;マウロ・ドルチェ(Mauro Dolce)、市民安全局の地震リスク事務局局長;ジャン・ミケーレ・カルヴィ(Gian Michele Calvi)、ヨーロッパ地震エンジニアリング・トレーニング・研究センター長。

月曜朝の最終弁論で、被告の弁護人は検察が会議で起こったことと死亡の間に明らかな因果関係を立証できてないと述べた。「会議の数分は地震前には公開されていない。プレスリリースも公式声明もなかった。どうして科学者たちが会議で話したことが地震の死者を引き起こせるのか?」とボスキの弁護人である、マルセロ・メランドリ(Marcello Melandri)は問うた。彼らは、罪状がほとんど地震時の犠牲者たちの判断についての遺族の回想に頼っており、それは信頼できないこともある、とも述べた。

判決は検察官のファビオ・ピクティ(Fabio Picuti)でさえも驚くものとなった。彼は禁固4年を求めていた。「理由を理解するには判事の動機を読まなくてはならない」と彼は話し、それ以上のコメントを断った。イタリアでは、判事は3ヶ月以内に完全な判決動機を提出しなくてはならない。

セルヴァッジとドルチェは最終弁論の間に裁判所の中にいたが、コメントを拒んだ。デ・ベルナルディスはこの判決が恐らく「危機状況における専門家の責任の負い方に影響するだろう」と話した。メランドリはもっとはっきりしていた。「イタリアではこれからそのような状況でますます多くの誤警報を見ることになるだろう。専門家は疑わしいときに狼少年になることを選ぶだろうから。しまいには彼らはどんどん信頼を失っていくだろう」

犠牲者の遺族を集めた組織、「309マルティリ」を代表する、ヴィンチェンツォ・ヴィットリーニ(Vincenzo Vittorini)によると、「我々は3年間にわたってラクイラの地震リスクは過小評価されてる言ってきた。そしていま裁判は我々が正しかったことを確認した。だが、この評決は私にはつらい。それらの死者が回避できたことを意味するからだ。この評決はリスク防止を変える出発点にしないといけない。イタリアでなされているリスク防止は他の国と同じ標準ではない」被告の弁護人たちはみな上訴することを宣言している。判決はすべての上訴が片付くまで有効にはならない。

Nature Breaking News
Italian court finds seismologists guilty of manslaughter
Nicola Nosengo, 22 October 2012
Nature doi:10.1038/nature.2012.11640
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/139-51132387

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。