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シルル紀の奇妙な軟体動物

軟体動物のミッシング・リンクが3Dで明らかになった



Date: 03 Oct 2012

インペリアルの科学者たちはクリンドロプラクスと呼ばれる、2つの軟体動物のグループを結ぶミッシング・リンクの、稀少な化石を発見した。それは今日Nature誌に発表された研究の中で、3Dコンピュータモデルで明らかにされた。


Kulindroplax

研究者たちはワーム様で一部が殻で覆われたクリンドロプラクス(Kulindroplax)を発掘した。彼らはそれを3Dコンピュータアニメーションでモデル化した。クリンドロプラクスはおよそ4億2500万年前の、シルル紀の海に棲息していた。ほとんどの生命が海洋に棲息し、最初の植物が陸上で生長し始めた頃だ。チームは、世界中で唯一のクリンドロプラクスの化石を、ウェールズの国境地で見つけた。それは2つの軟体動物のグループの間の進化のミッシング・リンクを提供し、それらの初期起源にさらなる光を照らしている。

研究はインペリアル・カレッジ・ロンドンの地球科学工学教室のマーク・サットン博士(Dr Mark Sutton)が率い、オックスフォード大学、レスター大学、イェール大学、およびクイーンズ大学ベルファストの研究者たちと共同で行われた。

サットン博士はこう話す。「ほとんどの人々は、何億年ものあいだ存在してきた軟体動物が、地球上の生命の極めて豊富で多様な枝であることに気づいていない。ちょうど行方不明のおじを捜すことがより完全な家系図を作るのに重要であるように、この極めて稀少な太古のクリンドロプラクスの化石を発掘することは2つの軟体動物のグループの間の関係を理解する助けになる。それは軟体動物が地球上でどのように進化してきたかを理解する助けにもなる」

20年以上にわたって、科学者たちは無板類と多板類と呼ばれる2つの軟体動物のグループの間の進化関係を議論してきた。無板類はワーム様の海棲生物で、多板類(ヒザラガイ類)は装甲のための殻板を持ち海または海岸に棲息する軟体動物だ――どちらも現在の地球の海洋に棲息している。

研究者たちは今日の研究の中でクリンドロプラクスの3Dモデルを分析し、それが無板類のワーム様の体を持つのに、多板類のように部分的に殻で覆われていたことを発見した。クリンドロプラクスにおける特徴の組み合わせは、チームに無板類と多板類が近縁であることを確かめさせた。さらに、研究者たちはその3D化石が、どのようにワーム様の無板類が多板類様の祖先から殻を失うことによって進化したかを示す、ミッシング・リンクであると考えている。これは軟体動物の進化ツリーに新しい洞察をもたらす。

研究者たちは、小さないもむし大のクリンドロプラクスの化石を、ヘレフォードシャー・ラーゲルシュテッテ(Herefordshire Lagerstätte)と呼ばれる堆積物の中から発見した。この堆積物は火山灰がシルル紀の海に降り積もり、クリンドロプラクスを含む、広範囲の種をほぼ完全な保存の化石として埋葬したときに形成された。

彼らの3Dアニメーションを作るために、チームはクリンドロプラクスの化石を1300切片に切断し、それぞれのデジタルイメージを撮り、コンピュータに取り込ませた。この研究の研究者たちによると、この手法は今までに見たことのない化石の詳細をもたらし、チームは以前は見られなかった特徴を分析できるようになったという。

Imperial College London, News and Event
Mollusc missing link revealed in 3D
Date: 03 Oct 2012

原論文
Mark D. Sutton, Derek E. G. Briggs, David J. Siveter, Derek J. Siveter & Julia D. Sigwart
A Silurian armoured aplacophoran and implications for molluscan phylogeny
Nature 490, 94–97 (04 October 2012) doi:10.1038/nature11328



太古の軟体動物が正反対の物語を語る



October 3, 2012


グレート・ブリテンで見つかった小さな新化石は単純なワーム様の軟体動物が解剖学的により複雑な殻がある仲間から進化したのであり、反対ではないという最良の化石証拠をもたらす。(Image by Mark Sutton)

グレート・ブリテンで発掘された化石は、生命で最も多様な無脊椎動物のグループの一つである、軟体動物についての長く続いた論争を終わらせるだろう。すなわち、二枚貝や巻貝のような殻がある形態と、殻がないワーム様の仲間の、どちらが最初に進化したのか?

小さな新しい化石は、イングランド-ウェールズ国境に沿った海成の岩で見つかった。それは単純なワーム様の軟体動物が解剖学的により複雑な殻がある仲間から進化したのであり、反対ではないという最良の化石証拠をもたらす。

この発見は分子配列研究からの以前の研究結果を補強し、カキやムール貝だけでなくナメクジやイカ、タコなども含む広いカテゴリーである、軟体動物の進化関係を明瞭にする助けになる。

「これはワーム様の体を持ち、多板類すなわちヒザラガイのそれに似た殻のシリーズを保持する一種のミッシング・リンクだ」とイェール・ピーボディ自然史博物館の館長で、新化石、クリンドロプラクス・ペリッソコモス(Klindroplax perissokomos)を研究した古生物学者たちの一人である、デレク・E・G・ブリッグス(Derek E. G. Briggs)は話した。研究者たちは研究結果を10月3日にNature誌にオンラインで報告する。

無板綱と呼ばれる、ワーム様の軟体動物の進化関係は論争の対象だった。以前は前期カンブリア紀の間にあった多様性の爆発の産物であると考えられていたが、今回4-5億年前にクリンドロプラクスのもののような殻を失うことによって進化したらしいことが示された。

クリンドロプラクスは貝殻(外殻)とワーム様の体という組み合わせをはっきりと持つ最初の軟体動物である、と論文の筆頭著者のインペリアル・カレッジ・ロンドンのマーク・D・サットン(Mark D. Sutton)は話した。

研究者たちはクリンドロプラクスの標本を10年以上前に、4億年以上前の太古の海洋生物の豊富な化石群である、ヘレフォードシャー化石産地で見つけた。幅約2 cm、長さ約4 cmのクリンドロプラクスは海底に堆積した火山灰に埋まった。その後研究者たちはコンピュータ・ソフトウェアを使って三次元の形を復元し、非常に詳細に形と構造の両方を明らかにした。クリンドロプラクスは7枚の殻に加えて、体の残りに密な棘の覆いがあった。それは泥質の海底を這うときに引っかかりを得るのに使われたのだろう。

クリンドロプラクスはシリンダーとプレートを意味するギリシャ語の単語から命名され、丸い体と殻のシリーズに由来している。

Yale News
Ancient mollusk tells a contrary story
October 3, 2012
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