Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/154-14775504

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

三畳紀の牙が生えた草食恐竜

牙の生えた恐竜の新種がアフリカ南部から発掘された



October 3, 2012


ペゴマスタクス・アフリカヌスは新種で、短い、オウム形のクチバシ、一対の突き刺す牙、および植物を切断するための高さのある歯を特徴とする。
Illustration by Todd Marshall


ちっちゃな、長さ1インチ(2.5センチメートル)の顎を持った新種の植物食恐竜が南アフリカにある約200万年前の、恐竜時代の初期にあたる年代の岩石から姿を現した。

この「ちっぽけな大きさ」の草食動物は、ヘテロドントサウルス類(「異なった歯のトカゲ」)と呼ばれる奇怪で、小っちゃな、牙の生えた植物食動物の一種だ。この仲間は地球上に広がった最初の恐竜類の一つだった。

この新種の単一の標本はもともと1960年代にアフリカ南部の赤い岩から掘り出された。それをハーヴァード大学の化石コレクションで発見したのはナショナルジオグラフィックの協会付き研究員の古生物学者で、シカゴ大学教授のポール・セレノ(Paul Sereno)だ。この恐竜の解剖学と生活様式の詳細が、セレノによるこれらの小さな草食恐竜を記載するモノグラフの一部として、オンラインジャーナルZooKeys誌とナショナルジオグラフィック協会のウェブサイトに発表された。


肌、鱗、および羽軸を加えたヘテロドントサウルスの頭骨のキャスト。この属は南アフリカ産のもっとも良く知られたヘテロドントサウルス科恐竜である。
Art by Tyler Keillor


この新種はペゴマスタクス・アフリカヌス(Pegomastax africanus)、すなわち「アフリカの厚い顎」と名づけられた。前方に短いオウム形のクチバシ、一対の突き刺す牙があり、その後ろに植物を切り裂くための高さのある歯が押し込まれていた。上顎と下顎にある高さのある歯は自生作用のあるハサミのように働き、顎が閉じる時に片方がもう片方の方向に滑る咬耗面を共有する。オウム形の頭骨は長さ3インチ(7センチメートル)未満で、果実を摘むのに適応していたと思われる。

「ペゴマスタクスのような植物食動物が鋭い縁の、長い犬歯を誇るのは非常に珍しい」とセレノは認めた。一部の科学者たちは肉か少なくとも昆虫の消費がヘテロドントサウルス類の良い食物の一部だったと主張している。ヘテロドントサウルス類は、有名な植物食恐竜のトリケラトプスやステゴサウルスを含む鳥の骨盤を持つ恐竜の大きな放散の、根元近くで進化した動物だ。

自己防衛とつがい獲得のための闘争がそれらの役割としてより可能性が高い、とセレノは研究の中で主張する。その根拠はペゴマスタクスとその仲間の歯の顕微鏡調査だ。咬耗面と削れたエナメルはペゴマスタクスと他のヘテロドントサウルス類の牙が肉を切り裂くのではなく、現生の牙があるシカの牙と同様に咬みついたり突き刺したりするのに使われたことを示す。


南アフリカのペゴマスタクスや中国のティアニュロング(ここに示される)などの、一部のヘテロドントサウルス科恐竜は全長2フィート(60センチメートル)以下にしか成長せず、恐竜時代ではコビトの位置づけだった。
Illustration by Carol Abraczinskas, Paul Srereno


ヤマアラシの毛にいくぶん似た、異様な剛毛の覆いがペゴマスタクスの体の多くを覆っていたようだ。おの動物は全長2フィート(60センチメートル)以下で体重はイエネコより軽かった。これらの剛毛は中国で最近発見され、この研究で記載された似た大きさのヘテロドントサウルス類、ティアニュロング(Tianyulong)で最初に出現した。湖成堆積物に埋まって火山灰に覆わたティアニュロングは、体の首から尾の先までにわたって広がる何百もの剛毛を保存する。生きていたときは、ペゴマスタクスなどのコビトサイズのヘテロドントサウルス類は適当な植物を探して駆け回っていて、「すばしこい2本脚のヤマアラシ」のように見えただろう、とセレノは話す。

約2億年前のペゴマスタクスが棲息していた時代は、ちょうど超大陸パンゲアが南北の陸塊へと分かれ始めた頃だ。ヘテロドントサウルス類も同様に分断されたように見える、と研究は主張する。北の種はティアニュロングのような単純な三角形の歯を持ち、南の種はペゴマスタクスのような高い歯冠を持った。


顎の長さがたった1インチ(2.5センチメートル)の植物食恐竜ペゴマスタクス(「厚い顎」)はこれまで発見された中でもっとも小さな恐竜の一つだ。
Photo by Erin Fitzgerald; sculpting by Tyler Keillor


セレノはこれらのちっぽけな大きさの初期の草食動物が地球じゅうに広がっていたことに驚いている。一般にはほとんど知られていないが、「ペゴマスタクスとその仲間はその時代のもっとも先進的な植物食動物だった」


低速度撮影の動画はヘテロドントサウルスの肉付きモデルの復元を示す。
Tyler Keillor


UChicago News
Dwarf species of fanged dinosaur emerges from southern Africa
October 3, 2012

原論文
Paul Sereno
Taxonomy, morphology, masticatory function and phylogeny of heterodontosaurid dinosaurs
ZooKeys 226 (2012) : Special issue: 1-225. doi: 10.3897/zookeys.226.2840
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/154-14775504

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。