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初期人類の石器技術の持続

初期人類は道具を備えていた



洗練されたブレードレットは人類が作成技術を下の世代に伝えていたことを示す

Kerri Smith
07 November 2012


小さな細石刃は70,000年以上前に人類によって使われていた。
Simen Oestmo


南アフリカの洞窟から収集された石刃群は初期人類が70,000年以上前にすでに複雑な技術の熟練者だったことを示す。

これらの小さな刃――平均で長さ3センチメートル以下――は投げ槍の先端として、または棍棒のような武器へ付加するスパイクとして使われたのだろう、とアリゾナ州立大学(テンペ)の考古学者、カーティス・マリアン(Curtis Marean)は話す。彼はブレードレットを発見したチームを率いた。

そのような石刃を考古学者たちは細石器と呼んでいる。27点の石刃は71,000年前までさかのぼり、約11,000年の期間を表す、砂と土壌の層から見つかった。これは人類が石刃を製造していた期間の長さを示す。

賢い制作者
この発見は、初期人類が賢い考えを次の世代の職人に伝え、時間を経ても持続する複雑な技術を作ることができたという考えに信用を与える。ストーニー・ブルック大学(ニューヨーク)の考古学者、ジョン・シェイ(John Shea)は「これらの点で『初期』ホモ・サピエンスが『現生』のものと違っていたという仮説はたぶん間違ってる」ことも示すと話す。

しかし初期人類の技術の証拠は途切れ途切れなため、それが連続して文化的に伝播したという考え方には反対意見があった。一部の考古学者たちは、ヒトの個体群はそのような複雑な道具を繰り返し考案し、個体群サイズが時代とともに変動するごとにそれらを作る能力を失ってきたと主張している。「この行動が連続的にあったかどうかを知ることは今でも扱いにくい」と、自然史博物館(ロンドン)で人類進化を研究するクリス・ストリンガー(Chris Stringer)は話す。この時代、人類の集団は小さかったと思われ、専門的技術を持った人々は簡単に消滅したと思われる。「個体群サイズがなければ、知識は失われることがある」と彼は話す。

これらの道具を作ることは複数ステップのプロセスだ。最初に、人々はシルクリート(silcrete)と呼ばれる岩を集め、それを熱処理して細片に打ち欠きやすくする。次に、彼らはより大きな岩を使って鋭く細長い小片へと打ち欠き、一方の側を鈍らせ、複合武器につける刃として使う。

マリアンはこれらの人々がそのようなプロセスを伝達できるようにするには互いに話す能力がなくてはならなかっただろうと考えている。「そのような高忠実度の伝達手段を持たなくてはいけない」と彼は話す。「世代をまたいで意思疎通するために、彼らがほぼ確実に複雑な言語を持っていたと我々は考える」

しかしこれでも「複雑な思考」の証拠には数えられないだろう。一部の学者たちはこれを認めるには象徴性――絵画や装飾など――の証拠を要求する。

高い技術
それでも、武器はこれらの初期人類を無視できないほど強いものにした。石片は「非常に小さくて軽く、それは長い距離を投げられる投げ矢か投げ槍の構成要素であったことを示す」とマリアンは話す。現生人類が約100,000年前にアフリカから出てヨーロッパへと広がったときに、そういった槍投げ技術を使ってネアンデルタール人を打ち負かした可能性すらある。ネアンデルタール人が使っていた槍先形尖頭器は扱いにくすぎ、投げるには重すぎた、とマリアンは話す。「投槍器を持つ競争相手に直面したものは明らかに不利だ」と彼は話す。

しかしシェイは細石器が他のヒト族の人々に対して人類が成功する決め手だったとそれほど確信していない。彼らがこの技術をヨーロッパに持ち込んだことは明らかでない。「細石器はユーラシアの多くの部分におけるホモ・サピエンス化石の最初の出現年代よりずっと後になってから現れるように見える」と彼は話す。ストリンガーは考古学者たちがネアンデルタール人を過小評価しないように熱望している。彼らの考古学的記録も不完全であり、彼らの認識能力もより複雑になっていたのかを理解するのにさらなるデータが必要である。「私はネアンデルタール人に公正であろうとしている」と彼は話す。

Nature News
Early humans tooled up
Kerri Smith, 07 November 2012

原論文
Kyle S. Brown, Curtis W. Marean, Zenobia Jacobs, Benjamin J. Schoville, Simen Oestmo, Erich C. Fisher, Jocelyn Bernatchez, Panagiotis Karkanas & Thalassa Matthews
An early and enduring advanced technology originating 71,000 years ago in South Africa
Nature (2012) doi:10.1038/nature11660 Published online 07 November 2012
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