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火星の生命の証拠?

火星にかつて生命がいた最初のサイン?



by Richard A. Kerr on 3 December 2012, 5:42 PM


キュリオシティの砂杭。キュリオシティの伸ばしたアームのカメラが撮影した55枚の画像を継ぎ合わせて、チームメンバーはこのローバーの自分撮り画像を作った。そこで小さな砂丘からすくい上げた土壌サンプルの最初の完全な分析が行われた。
Credit: NASA/JPL-Caltech/MSSS


カリフォルニア州サンフランシスコ――キュリオシティ・ローバーによる火星土壌の最初の完全な分析で、単純な炭素化合物が検出された。それはかつての火星生命の痕跡の初めての発見であるかもしれない。NASAの科学者たちは今日ここで開かれたアメリカ地球物理学連合の秋期年会での記者会見で、このように発表した。問題はキュリオシティのチームメンバーが、この有機物がかつての生命のものなのか、生命のものでなく宇宙から火星に流れ着いたものなのか、それとも単にキュリオシティの分析機器で少量の無生命の土壌から人工的に作られたものか、をまだ言えないことだ。この有機物の中の炭素の究極の由来――生命起源か否か――を解明するには時間がかかるだろう。「キュリオシティのミドルネームは忍耐だ」とカリフォルニア工科大学(パサデナ)のキュリオシティ・プロジェクト科学者、ジョン・グロツィンガー(John Grotzinger)は注意する。

キュリオシティはたしかに有機物を見つけたが、記者会見に先立つメディアの熱狂的な予想――それはすべてのテレビカメラが入るように会見を舞踏室へと追い込んだ――は一つの誤解によって扇動されたものであったと分かった。一人のリポーターが、グロツィンガーが素晴らしく高品質のデータをローバーが返してきたのを讃える話を耳にし、その批評がキュリオシティの最初の徹底的な土壌分析による凄い発見を指しているのだと思い込んだ。ローバーは細かい土壌粒子を取り込み、それらを熱し、過熱が蒸発させたガスを質量スペクトロメーターへと送っていた。この装置は分子の重さによってガスを分離し特定することができる。リポーターたちが想像できた唯一の興奮する結果は生命起源の有機物だった。そして予想の熱狂が始まった。

キュリオシティが実際に検出したものは微量の3種のありうるもっとも単純な炭素含有化合物だった。すなわち炭素に、1つ、2つ、または3つの塩素原子が水素原子の位置にくっついたものだ。キュリオシティの火星試料分析(SAM)装置パッケージの中心研究者でもある、NASAゴダード宇宙飛行センター(メリーランド州グリーンベルト)のポール・マハフィー(Paul Mahaffy)によると、これら3種のクロロメタンはSAMの中で生成された可能性がもっとも高いという。過熱は火星土壌の自然化合物――強酸化剤の過塩素酸塩――を分解し、それが土壌サンプルの中で何らかの形の炭素を分解し、その炭素原子を塩素化したのだろう。

だから問題は何の形の炭素がそこにあったのかということになるだろう。それははるか昔に死んだ火星生物の分子遺物の、アミノ酸のような大きくて、複雑な有機分子だった可能性もある。または彗星や小惑星の初源物質へと組み入れられ、今でも太陽系にあるすべての天体の表面へと降り注いでいる、星間で合成された多環芳香族炭化水素のような大きくて、複雑な有機分子だった可能性もある。あるいはそれは、台所の棚にある重曹によく似た、炭酸塩のような無機化合物だった可能性もある。

まったく同じ難問が1977年以来、火星科学者たちを挫折させてきた。2機のヴァイキング・ランダーも火星の土壌をすくい上げ、過熱し、蒸発したガスを分析した。そしてそこでも同様にクロロメタン類が検出された。ヴァイキングのチームメンバーは最終的に、それらを打ち上げ前にランダーを洗浄するのに使われた溶剤からのコンタミネーションの残存であるとした。しかし最近、NASAエイムズ研究センター(カリフォルニア州マウンテンヴュー)の宇宙生物学者、クリストファー・マッケイ(Christopher McKay)と共同研究者たちはヴァイキングの結果についての別の解釈を提唱した。彼らはもっとも可能性の高い炭素源はヴァイキングの機器へと送るには熱耐性が大きすぎた、複雑な生物起源の有機物であったと主張する。マハフィーはどの炭素源に賛成か明かしていないが、彼は一つのことを確信している。つまり、ヴァイキングの溶剤のどれもキュリオシティには使われていない。キュリオシティの炭素源を解決するのは可能である、と彼は話す。それは別のサンプルを別の方法で分析させ、加えて地球からもたらされた無炭素のブランク・サンプルも分析することになるだろう。そしてそれは、さらなる時間とさらなる忍耐を費やすことになるだろう。

Science NOW
The First Signs of Ancient Life on Mars?
Richard A. Kerr, 3 December 2012, 5:42 PM
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