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豪州にもミユビハリモグラ

科学者たちはオーストラリアのミユビハリモグラが過去のことではないことを発見した



03.01.2013


ニシミユビハリモグラは世界で5種の卵を産む哺乳類の1種で、オーストラリアでは絶滅したと考えられていた。だが科学者たちはそれがこの国の北西地域をまだうろついてるかもしれない証拠を見つけた。
Credit: Tim Laman


ニシミユビハリモグラ(western long-beaked echidna)は、世界で5種の卵を産む哺乳類の1種で、オーストラリアでは何千年も前に絶滅していった…絶滅したのだろうか?スミソニアンの科学者たちと共同研究者たちはこれらの動物がオーストラリアで以前の考えよりはるかに長く生き残っていただけでなく、現在でもこの国の一部にまだ存在している可能性が十分にあることを示す証拠を見つけた。チームの研究結果はZooKeys誌の2012年12月28日号に発表された。

ニシミユビハリモグラ(Zaglossus bruijnii)は個体数が小さくて、ニューギニア島のインドネシア部分に限られるまで減っていて、国際自然保護連合の絶滅危惧動物のレッドリストに「絶滅寸前」とリストされている。それはオーストラリアでは絶滅していると考えられていて、更新世からの化石遺物が数万年前にはいたことを立証している。太古のアボリジニーの壁画もこの種が以前にオーストラリアに存在したことを支持する。だが、オーストラリアから現在の記録はなく、絶滅したとして知られていた。科学者たちが自然史博物館(ロンドン)の収集品の収蔵庫に保管されていた特定の標本を詳細に観察するまでは。以前は見過ごされていたが、この標本の情報にはそれが1901年にオーストラリア北西部の野生生息地から収集されたと記されていた。1901年といえば、本種がそこで絶滅したと考えられていたのより数千年も後だ。


科学者クリストファ・ヘルゲン(スミソニアン研究所)がニューギニア島の野生生息地で野生のミユビハリモグラを調査する。そこではこの種が個体数は小さくて減少しているが、今でも存在することが分かっている。
Credit: Tim Laman


「ときどき博物館で仕事をしている間に、それまで記載されていなかった種であることが判明する標本を見つけることがある」とスミソニアン研究所のクリストファ・ヘルゲン(Kristofer Helgen)は話す。彼はこのハリモグラの種の重要性を最初に報告した筆頭著者の科学者だ。「しかしなかでも、このような、姿を残した動物の標本を、こんな予想もしなかったところから、こんな明瞭な記録とともに見つけることは、ますます興奮する」

ミユビハリモグラは単孔類――赤ちゃんを産むのではなく卵を産む、小さくて原始的な哺乳類の目――であることが分かっている。カモノハシ、ハリモグラ、および3種のミユビハリモグラ(ニシ、ヒガシ、およびデイヴィド・アッテンボロー卿)が現存する単孔類のすべてだ。カモノハシはオーストラリア東部にしか見られず、ハリモグラはオーストラリアとニューギニアで見られ、ミユビハリモグラはこれまではニューギニア島にしか棲息しない動物だと知られていた。ミユビハリモグラは、カモノハシやハリモグラの二倍の大きさに成長し、粗い黒-茶の毛と棘に覆われるビーチボールサイズの哺乳類だ。彼らは長くて、管状の鼻先を使ってニューギニアの森林と草地にいる無脊椎動物を掘りだす。多くの特有の属性の中で、生殖がもっとも独特なものの一つだ。メスは一つの革質の卵を袋へ直接産み、それは約10日で孵る。

ロンドンの再調査された標本はこの種が少なくとも20世紀はじめまで、オーストラリアで生殖していたことを明らかにする。それは1901年に博物学者ジョン・T・タニー(John T. Tunney)によって西オーストラリアのウェスト・キンバリー地域で収集された。多数の種の蝶類、鳥類、および哺乳類(いくつかは当時の新種だった)が収集されたが、彼の標本についての完全な報告は公表されたことがなかった。ミユビハリモグラを含む彼のコレクションは彼の死後、1939年に自然史博物館(ロンドン)へと移転された。ヘルゲンがロンドンの博物館を訪れ、タニーのオリジナルのラベルが添えられたこの標本に出会うまでに、さらに70年が過ぎていた。それはこの種の最近の分布についての以前の考えに挑戦し、今でも分布してるかもしれない場所への知見をもたらす。

「オーストラリアでのニシミユビハリモグラの発見にはとても驚いた」とマッコーリー大学(シドニー)教授のティム・フラネリー(Tim Flannery)は新しい研究について話した。「それは博物館コレクションの重要性と、オーストラリアの動物相についてまだたくさん調べないといけないことがあることを強調する」


ハリモグラはミユビハリモグラよりうまく生きてきた。それはオーストラリア全域に見られ、そこでのもっとも広く分布する固有哺乳類である。
Credit: Tim Laman


ニシミユビハリモグラが現在でもオーストラリアに存在しているかどうかを調べるのは時間がかかるだろう。「次のステップはこの動物を探索する調査隊だ」とヘルゲンは話した。「我々は正しい生息地で注意深く探して、それがどこにどれだけの期間存続したか、そして今でもそこにいるのかを確認する必要がある」。それを見つけるために、ヘルゲンはニューギニアでの本種との彼の経験を利用し、オーストラリア北部のブッシュをもっとも良く知る人物にインタビューしたいと思っている。「我々はアボリジニのコミュニティにこの動物についての記憶があると考えており、それについてできる限り調べたいと考えている」と彼は話した。

この種は絶滅の危機にあり、オーストラリアの生き残りを見つけること、あるいはなぜ、いつ彼らは絶滅したのかを理解することが重要な科学的ゴールだ。「我々はオーストラリアのどこかで、ミユビハリモグラが今でも卵を産んでるという望みをあきらめない」とヘルゲンは話した。

PENSOFT, News
Scientists discover that for Australia the long-beaked echidna may not be a thing of the past
03.01.2013

原論文
Helgen KM, Miguez RP, Kohen JL and Helgen LE
Twentieth century occurrence of the Long-Beaked Echidna Zaglossus bruijnii in the Kimberley region of Australia.
ZooKeys 255: 103–132. doi: 10.3897/zookeys.255.3774
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