Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/235-82dea51c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上層大気の細菌と気象

空高く飛ぶ細菌が気候への影響についての関心に火をつける



極端な高度に見られる微生物は降水量と雲の密度に影響しうる。

Helen Shen
28 January 2013


とてもきれいに見える雲は汚れた細菌が充満した空気でできている。
Joe Chen Photography/Getty


乾いた空気と紫外線に脅かされながら、ある種の細菌は上層大気で生きていけるだけでなく、天気と気候に影響を与えている、と1月28日にProceedings of the National Academy of Sciences誌に発表された研究はいう。

これは高高度での大気微生物学を探査しようという最初の試みの一つである。その中で研究者たちは、2010年にNASAが行った6週間のハリケーン調査ミッションで得られた空気のサンプルを分析した。合計で314種類の異なったタイプの細菌が、メキシコ湾、カリブ海、大西洋、および米国大陸部の約10キロメートル上空の気塊から収集された。科学者たちは少量の物質しか採取していないのに、細菌は全粒子――生物起源および非生物起源――のおよそ20%を占めた。これは地上付近の大気より高い割合だ。

「これらの高高度での高い細菌密度にとても、とても驚いた」とオーフス大学(デンマーク)の環境微生物学者、ウルリク・カールソン(Ulrich Karlson)は話す。「これは明らかに苛酷な環境だ」。彼はこの研究に関わっていない。

「次のチャレンジの一つはこれらの生物の役割を解明することだ」とジョージア工科大学(アトランタ)の環境生物学者、コンスタディノス・コンスタンディニーディス(Konstantinos Konstantinidis)は話す。彼は本研究の著者の一人だ。

アイディアの種
遺伝学的分析は上層大気にいる一部の微生物が氷結晶形成と雲凝結を触媒すると考えられている細菌に近縁なことを明らかにした。この核生成と呼ばれる基礎プロセスは、空気中の水分子が種粒子の周りに合体して起こり、その種粒子は塵や煤であることが多い。温度によって、これらの複合体は大きな雨滴や氷の凍結ボールへと成長でき、雲形成と雨または雪をもたらす。

最新の研究結果は、特に塵が比較的乏しい上層大気において、細菌コミュニティが天気と気候に影響しうるという新しい理論を支持する、と共著者のジョージア工科大学の大気学者、アサナシオス・ネネス(Athanasios Nenes)は話す。

「それらが単なる浮遊する胞子ではないという認識は増えつつある」とコロラド大学(ボルダー)の微生物生態学者、ノア・フィアラー(Noah Fierer)は話す。しかしフィアラーは空中の細菌の他の大気中要素に対する相対的重要性を理解するにはさらなる研究が必要だとも話す。

変化の風
NASAのミッションが2つのハリケーンの前、途中、そして後に収集したサンプルは研究者たちが極端な気象が大気中の微生物へ与える影響も研究できるようにした。これらの嵐は多数の新しい細胞――糞便性細菌を含む――を空高くへと噴出した。

細菌の組成は場所と時間によってさまざまだが、17タイプの細菌は全サンプルを通して核となる微生物を構成していた。フィアラーによると、空の細菌生態についてさらなる理解が自然史の興奮する新しいフロンティアになるという。「そこで何が起こっているのか、時間とともにどのように変化しているのか?分かっていないことがたくさんある」

Nature News
High-flying bacteria spark interest in possible climate effects
Helen Shen, 28 January 2013
Nature doi:10.1038/nature.2013.12310

原論文
Natasha DeLeon-Rodriguez, et al.
Microbiome of the upper troposphere: Species composition and prevalence, effects of tropical storms, and atmospheric implications
PNAS January 28, 2013 201212089, Published online before print January 28, 2013
doi: 10.1073/pnas.1212089110
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/235-82dea51c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。