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ウミウシの使い捨てペニス

ウミウシの一種はセックスの後にペニスを失うが翌日には別のペニスが生える



無脊椎動物の一種は汚れた針のような器官を捨てて競争者の精子を運ぶのを避けているらしい。

Matt Kaplan
13 February 2013


チリメンウミウシは交尾後にペニスを落として再生する。
MATTHEW OLDFIELD/SCIENCE PHOTO LIBRARY


裸鰓類はウミウシからなる多様なグループで、この裸鰓類のドギツい警戒色に注意を引かれるのも確かである――しかしこの軟体性の軟体動物の一種が自分のペニスを捨てる習性があるという仰天ニュースに比べたらそれも色あせる。

裸鰓類は雌雄同体、つまり彼らはオスとメスの両方の生殖器官を保持している。さらに彼らは交尾するときに、精子の提供というオスの役割と精子の受容というメスの役割を同時に行うことができる。このプロセスには2つのペニスと2つのヴァギナ様器官がかかわり、精子の伝達は接触の間に同時に有効に起こる。

これは裸鰓類のあいだで比較的標準な段取りであり、そのためこの生き物の性器はすべておおよそ同じに見えると予想されるだろう。しかしこの動物には信じられないほどの性器の多様性が見られる。研究者たちが口をあんぐりさせる発見をしたのは、チリメンウミウシ(Chromodoris reticulata)におけるこの多様性の調査をしている間だった。

大阪市立大学の関澤彩眞(Ayami Sekizawa)と日本大学(東京)の中嶋康裕(Yasuhiro Nakashima)が率いるチームは沖縄沿岸の沖にスキューバダイビングに行き、ウミウシを収集した。彼らはその生き物をペアにして水槽の中に入れた。一部の水槽ではペアのうち両方のメンバーが24時間、相手から隔離された。他の水槽では最近交尾した個体が隔離されていた個体とともに入れられた。

チームは合計で108対のペアを観察し、最近精子を提供した個体は少なくとも24時間は同じことをできないことに気づいた。研究者たちがこれをもっと詳しく調べると、この動物は自分のペニスをパートナーから引き抜くと、ペニスを自分の体の横に引きずりながら這って離れていった。約20分後、このウミウシはペニスを捨てていた。著者たちは裸鰓類が再び精子を提供しなかったのは、それをするのに必要な解剖学的構造を持っていなかったためであることに気づいた。

このウミウシのペニスとそれに伴う性器の調査は、最近交尾していないウミウシの内側にきつく巻いた螺旋状構造があることを明らかにした。最近そのペニスを捨てたウミウシはこの構造を欠いていた。「我々はこの螺旋が、ペニス破棄の後に素早くほどかれて新しいペニスへと成長する、実質的な待機ペニスであると考えている」と関澤は説明する。彼のチームの研究結果はBiology Letters誌に掲載される。

チリメンウミウシが使い捨てのペニスを進化させた理由については、関澤はペニス破棄が交尾相手のヴァギナからライバルの精子を除去するプロセスの一部をなすと推測している。それらのペニスは小さな棘を備えており、性的パートナーから引き抜いたペニスの先端の棘は精子で覆われていることが多いためだ。

テュービンゲン大学(ドイツ)の進化生態学者、ニルス・アンテス(Nils Anthes)は賛成する。彼はこの研究に関わっていない。「遺伝的研究で引き抜きの後にペニスの棘が本当にライバルの精子を掻き出していると確かめられれば、ペニスを汚染注射器のように処分するのは動物にとっていちばん良い方法だろう。さもなければ彼らは後の性交時に自分の精子に混ざったライバルの精子を届けるリスクを負うことになる」とアンテスは説明する。

Nature News
Sea slug loses penis after sex but grows another the next day
Matt Kaplan, 13 February 2013
Nature doi:10.1038/nature.2013.12421

原論文
Ayami Sekizawa, Satoko Seki, Masakazu Tokuzato, Sakiko Shiga and Yasuhiro Nakashima
Disposable penis and its replenishment in a simultaneous hermaphrodite
Biol. Lett. 23 April 2013 vol. 9 no. 2 20121150, Published online February 13, 2013
doi: 10.1098/rsbl.2012.1150
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