Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/253-1e35a351

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

カメの甲羅の進化

カメはどのように甲羅を獲得したか?



By Carolyn Y. Johnson Globe Staff May 30, 2013


南アフリカの爬虫類、エウノトサウルス・アフリカヌスの骨格。カメ類とその謎めいた甲羅の初期進化におけるギャップを埋める。
Tyler Lyson


カメはどのように甲羅を獲得したのか?

それは学童が聞くことがあるぐらい明らかな問題だが、1世紀以上にわたって、爬虫類とその骨質背甲を研究する古生物学者および進化生物学者たちのあいだで意見の一致は見られないままだった。いま、イェール大学とスミソニアン研究所の科学者たちのグループが、博物館コレクションの中でホコリを被っていた爬虫類化石が実はカメ類の祖先であり、その肋骨本数の減少、筋の分布、およびT字形の肋骨が最終的な問題の解決につながりそうだと主張している。

火曜にカレント・バイオロジー誌(Current Biology)に発表された新しい論文の中で、彼らはエウノトサウルス・アフリカヌス(Eunotosaurus africanus)と呼ばれる2億6000万年前の生物が、カメ類の祖先だったという主張を公開した。彼らは何十年にもわたって科学コミュニティを二分してきた議論の解決につながることを望んでいる。

「それは議論の的だった」と最近イェールで博士号を受け、現在スミソニアンのフェローの古生物学者、タイラー・ライソン(Tyler Lyson)は話した。「過去200年にわたって、この問題にたくさんのインクが流されてきた」

これまで流されてきたインクは科学コミュニティを2つの陣営におおよそ分けてきた。片方はカメ類の甲羅が体表の骨質鱗として生じたと考える人たちで、アルマジロやある種のトカゲ類のように、骨質鱗がこの爬虫類の体内の肋骨籠と融合したという考えだ。もう一方は爬虫類の肋骨のほうが拡大し始め、最終的に甲羅となる骨質隆起を形成するまで達した――カメ類の卵の中での発生過程をなぞる――と考える人たちだ。

2億6000万年前のエウノトサウルスは二番目の解釈を支持し、体表の鱗がない動物が肋骨を広げていたことを示す。

新しい論文は、それ自体では、問題を解決しない、と外部の科学者たちは話した。フィールド博物館(シカゴ)の古生物学者、ケネス・アンギェルチク(Kenneth Angielczyk)はこの論文が「有用な作業仮説」を提供し、2つの異なった分野からのデータの有益な統合であると話した。

「私は彼の研究結果はかなり説得力があると思う;以前は私はエウノトサウルスがカメ類の類縁らしいかどうかについて懐疑的だった」とアンギェルチクはEメールに書いた。「しかしタイラーの研究結果は一つのありそうなアイディアにしか思えない」

新しい論文は古い考えを蘇らせている。アンギェルチクによると、19世紀後半に科学者たちははじめてエウノトサウルスが初期カメ類だったのではないかと推測した。

この考えは化石記録による証拠が限られるという事実に直面して苦しみ、人気になることはなかった。長きにわたって、最古の知られているカメ類は2億1000万年前の標本で、すでに完全に発達した甲羅を持ち、その頸部と尾部には骨質のプレートがあった、とライソンは話した。

初期カメ類が、体表の鱗が体内の骨組織と融合した、二方向のプロセスによって発展したという考えは、古生物学者たちにとってさしたる飛躍ではなかった。

ところが一方で、カメ類がどのように成長するかを研究する発生生物学者たちは逆のことが起こっていることを観察した――すなわち肋骨が外側に拡大し、互いに融合して甲羅を作っていた。

何年にもわたって、この分野は行き詰まっていた、とライソンは話した。

そして5年前、オドントケリス・セミテスタケア(Odontochelys semitestacea)という名前の、新種の初期カメ類が中国で発見された。その種はまさにカメ類のような腹甲を持っていた。体の表面には鱗がなかった。だがそれは顕著な拡大した肋骨を持っていた。

「それは我々をこの自縄自縛から解き放った」とライソンは話した。それまで古生物学者たちはみな皮骨と呼ばれる硬い体表のプレートを持ったカメ類の祖先を探していたのだ。

それは科学者がカメ類が肋骨の籠と棘が広がってその甲羅を獲得したという考えにもっと真剣に取り組むべきであることを示した。しかしそうであっても、その新種は化石記録の中に4000から5000万年の、カメ類の進化についてほとんど分かっていないギャップを残した。

「このギャップを埋めるにはどうしたらいいか?」とライソンは言った。彼は南アフリカを訪れて博物館コレクションの中のエウノトサウルスの化石を研究し、この生物が空白を埋めるのに役立ちそうなことに気づき始めた。それが持つ背骨と肋骨は、爬虫類とカメ類との間の遷移である可能性があるように見えた。それには拡大したT字形の肋骨があり、胴は短く、肋骨はトカゲ類より1セット少なかった。彼は筋がどこに付着していたかを調べるための骨の詳細な研究を含む研究を行い、化石の組織学的詳細を調査しながら、自身の主張をまとめはじめた。

アンギェルチクは大きな問題が残っていると言った。彼によると、ゲノムの研究はカメ類がトカゲ類に近縁であることを示してきたが、最近のデータは、カメ類が側爬虫類(Parareptilia)と呼ばれるグループの現存メンバーにすぎないとする、別の説得力のある考えを支持している。

「これらのシナリオのうち一つだけが正しいのは明らかなので、次の段階はどれが正しいかを解決することだ」とアンギェルチクは話した。

The Boston Globe
How did the turtle get its shell?
Carolyn Y. Johnson, May 30, 2013

原論文
Tyler R. Lyson, Gabe S. Bever, Torsten M. Scheyer, Allison Y. Hsiang, Jacques A. Gauthier
Evolutionary Origin of the Turtle Shell
Current Biology In Press, Available online 30 May 2013
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/253-1e35a351

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。