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原始的脊椎動物の腐敗図録

腐敗のファン?あなたにぴったりのものがある



by David Malakoff on 24 May 2013, 5:30 PM


上:いくよ、いくよ、いった。296日の分解の後にヤツメウナギの鼻先(左端)はたった数本の骨(右端)に減ってしまう。
下:頭を失わないで。48日後、ヌタウナギの頭骨(左端)はほぼ消失する(右端)。
Credit: Courtesy of Mark Purnell


腐りゆく魚類の写真集がサザビーズのオークションにかけられるとは思えないが、それは魚類の研究者に大人気だ。腐敗するヌタウナギ、サメ類、およびヤツメウナギ類の写真を載せた、新しい脊椎動物の腐敗図録は、古生物学者が化石化の過程のあいだに洗われて乱れた太古の生物を同定するのに役立つにちがいない。

化石は長らく、研究者に生命がどのように進化したかについての重要な証拠をもたらし、鰭、羽毛、顎、背骨などの構造がどのように進化してきたかを明らかにしてきた。しかし化石は解釈がむずかしいことが多い。腐肉食動物は骨と殻をごちゃ混ぜにして破壊し、腐敗がかなりの軟組織を分解し、地質学的力が三次元の死体をぺらぺらの印象へと押しつぶす。そのようなパズルを理解するために、古生物学者たちはしばしば化石と現在の、生きた生物を照合し、似た特徴を探そうとする。

ライセスター大学(英国)の古生物学者、マーク・パーネル(Mark Purnell)によると、問題は「多くの化石は腐敗した遺物を保存していることであり、我々は化石を生きた動物ではなく、腐敗するものと比較すべきだ。しかし腐敗するものがどんなものなのかについてのデータベースはないことが多い」。その結果、初期脊椎動物の進化を研究する研究者たちは、ある化石が大ニュースなミッシングリンクのものなのか、それとも別のぐちゃぐちゃになった死体にすぎないについての激しい議論に時間を割くこともあった。

比較をより容易にするために、パーネルと2人の共同研究者、ライセスター大学のサラ・ガボット(Sarah Gabbott)と現マンチェスター大学のロバート・サンソム(Robert Sansom)は、とある「臭うし不快だが有益な研究」を引き受けることを決めた。最初に、彼らは初期脊椎動物に似ていると考えられている6種の生きた標本を集めた。6種にはタイセイヨウヌタウナギ(Myxine glutinosa)、顎のないヤツメウナギ類、2種のサメ類、およびナメクジウオ(Amphioxus)という魚に似た脊索動物が含まれる。それは簡単ではなかった。たとえば、ヌタウナギはおびただしい量の粘液をつくり、サンソムはスウェーデンへの採集旅行から電車で帰る途中で、ドロドロの粘液でいっぱいのスーツケースの中身を捨てなければならなかった。「粘液はジッパーから漏れ出していて、他の乗客に文句を言われた」とガボットは話す。ラボに戻ると、チームは標本を水の中で300日という長きにわたって腐敗させ、定期的に崩壊を写真に記録した。

これらの写真が、パレオントロジー誌(Palaeontology)の今月号に発表された図録の中心である。ときどき、彼らは「何が最初に朽ち果てた化石を同定するのにもっとも有用な[体]部分なのか」を示している、とガボットは話す。たとえば、軟らかい軟骨と特徴のある筋組織が、数週間のうちに溶けてなくなってしまう。しかし図録は科学者たちが特別な化石を普通のものから見分けるのに役立つ、もっと硬い構造も取り上げている。たとえば、分解したサメは、一部の研究者たちが初期脊椎動物の祖先だと考える、スコットランドで見つかった「謎の」4億年前の魚類化石に似てるのではと思わせる外見になる、とパーネルは話す。

パーネルとしては、図録が潔癖症のひとに向かないことを認めている。それでも「すべてのコーヒーテーブルに一冊あるべきものだ」と彼は話す。

元記事
Science NOW
Fan of Decomposition? Have We Got Something for You
David Malakoff, 24 May 2013

原論文
Robert S. Sansom, Sarah E. Gabbott, Mark A. Purnell
Atlas of vertebrate decay: a visual and taphonomic guide to fossil interpretation
Palaeontology Volume 56, Issue 3, pages 457–474, May 2013
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