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最古の霊長類

最古の霊長類骨格が姿を現した



小さな生き物のほぼ完全な化石がヒトにつながる系統の起源が古かったことを支持する。

Sid Perkins
05 June 2013

2002年に中国で発掘された小さな生き物のほぼ完全な化石は、霊長類の中の真猿類グループ――現生メンバーはサル、類人猿、ヒトなど――が少なくとも5500万年前までに出現していたという考えを支持している。この化石霊長類はその系統に属さない。それはメガネザル類と呼ばれる樹上棲霊長類の発見された中で最古の祖先だと考えられている。これはこれだけ早い時期でも、メガネザル類と真猿類グループが分岐していたことを示す。


樹上の自然棲息地における、大昔の霊長類の外見はこんなだっただろう(復元図)。
XIJUN NI


今日ネイチャー誌(Nature)に記載された、ほっそりとした肢と長い尾を持つ霊長類は現在のピグミーネズミキツネザルほどの大きさで、体重は20から30グラムの間だったと研究者たちは推定している。この哺乳類が備える特徴は変わった混合を示し、その頭骨、歯、および肢の骨はキツネザル類のものと似た比率を持つが、そのカカトと足の骨はむしろ真猿類に似ている。「この特徴のモザイクはどの現生や化石霊長類にも見られたことがない」と研究の著者で、カーネギー自然史博物館(ペンシルヴェニア州ピッツバーグ)の古生物学者、クリストファ・ビアード(Christopher Beard)は話す。

この化石の1,200か所近くの形態学的な見地を156種の他の現生および絶滅哺乳類のそれらと比較して分析することによって、チームはこの大昔の霊長類がキツネザル類の家系の根元の近くに位置づけた。この生き物はアルキケブス・アキレス(Archicebus achilles)という名前がつけられた。その属名アルキケブスはだいたい「元来の長い尾のサル」と訳され、種小名アキレスはこの霊長類の真猿類のようなカカトの骨に対する皮肉の効いた挨拶である。

「すばらしい研究」
ビアードと彼の共同研究者たちが調べ上げた解剖学的形質の数は単一の研究が通常カバーするのよりはるかに多い。これはよく保存された化石の高解像度スキャンと、チームの詳細で10年にわたる分析のたまものである。「これは本当に素晴らしくて、印象的な研究だ」とシカゴ大学(イリノイ州)の古脊椎動物学者、羅哲西(Zhe-Xi Luo)は話す。「これらの化石から取り出せるすべての詳細が取り出されている」

この霊長類の化石は5480万年から5580万年前までの間に、現在の中国東部にあった湖に堆積した堆積物によって形成された頁岩層から収集された、と論文の共著者で古脊椎動物古人類研究所(北京)の古生物学者、猊喜軍(Xijun Ni)は話す。霊長類の断片的化石はこの時代の頃からすでに発掘されている、とビアードは話す。だがそれらは通常歯とわずかな顎の骨からなるに過ぎない。今回の新発見までは最古のよく保存された霊長類骨格はおよそ4800万年前からのものだった。


マイクロトモグラフィスキャニングに基づく、アルキケブス・アキレスの化石の復元。
PAUL TAFFOREAU/XIJUN NI


この化石はメガネザル類と真猿霊長類グループがこの時代より前に分岐したことを示すことから、真猿類の系統も少なくともその古さはある、とビアードは話す。彼によると彼らは以前にこの時代の頃のメガネザル/真猿類分岐を示していたが、もっと薄い証拠に基づいていたという。

その長い後肢と掴める足はA・アキレスが樹上に棲息していたことを示す。尾はその全長を少なくとも二倍はあったと考えられ、枝から枝へと跳ねるときにバランスを維持するのに役立った。この霊長類の眼窩が中ぐらいのサイズであることはそれが日中に活動したことをほのめかす。

この霊長類の歯のサイズと形状――とくに鋭く尖った小臼歯は、獲物を剪断するためによく適応していた――はこの小さな哺乳類がほとんど昆虫を食べて生きていたことを強く示す。A・アキレスが地球の気温が例外的に高くジャングルが北に北極まで拡がった時代の間に進化したことから、昆虫などの獲物は豊富であっただろう。「当時は霊長類には素晴らしい時代だった」とビアードは話す。

A・アキレスはメガネザル類の系統の基部近くにいるため、科学者たちはそれがたぶんほとんどの霊長類グループの基部に位置するこれまでに発見された生き物――最終的にヒトを生み出した真猿類系統を含む――と類似するだろうと言う。「霊長類の進化をそのはじまりまで再追跡するなら、[A・アキレスは]我々の祖先がもっともありそうだった姿のものだ」と羅は話す。

Nature News
Oldest primate skeleton unveiled
Sid Perkins, 05 June 2013
Nature doi:10.1038/nature.2013.13142

原論文
Xijun Ni, Daniel L. Gebo, Marian Dagosto, Jin Meng, Paul Tafforeau, John J. Flynn & K. Christopher Beard
The oldest known primate skeleton and early haplorhine evolution
Nature 498, 60–64 (06 June 2013) doi:10.1038/nature12200
Published online 05 June 2013
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