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ツングースカ隕石の断片

岩石サンプルは隕石がトゥングスカ爆発を起こしたことを示す



シベリアの泥炭地から採取された粒は記録に残る史上最大の地球衝突の残物かもしれない。

Mark Peplow
10 June 2013


大気中での隕石爆発が、1908年にシベリアの森林をなぎ倒した大災害の最有力な原因だと今でも考えられている――そして岩石片の新しい分析はその結論を支持するように見える。
Universal History Archive/Getty Images


それらは外宇宙から来た。シベリアの僻地から回収された岩石の断片は長年の謎、トゥングスカ爆発の原因を解決する助けになるだろう。

1908年6月30日、強力な爆発がパドカメンナヤ・トゥングスカ川(Podkamennaya Tunguska、ロシア)付近の空を裂き開き、2,000平方キロメートル以上の森林をなぎ倒した。目撃者たちは大きな物体が大気を突き進んで地面に達する前に爆発し、それが放つ強烈な熱の波がこの地方を横切って駆け抜けたと述べた。

TNT換算で3から5メガトンと推定され、記録された歴史上で最大の衝突イベントだった。比較として、今年はじめにロシアのチェリャビンスク地方を襲った隕石はTNT換算で「たった」460キロトンしかもたらさなかった

多数の科学調査隊が確実に衝突体のものだと言える断片を回収しようとして失敗した。何百個もの顕微鏡サイズの磁性球が1950年代と1960年代にトゥングスカの土壌サンプルに見つかっているが、それらが蒸発した隕石の残物なのかどうかについて議論が続いている。「そこには本当にあまりなくって、確実にトゥングスカというものはない」とカーティン大学(オーストラリア、パース)の隕石専門家、フィル・ブランド(Phil Bland)は話す。


シベリアの泥炭地から採取されたこの岩石片は極端な温度と圧力にさらされたことがあるように見える。それは大気への隕石の激しい衝突を示すだろう。
Ref 1


サンプルの欠如はイベントの原因について突飛な推測を許し、一部のより超常的な説明は反物質やブラックホールまで呼び出している。しかしほとんどの地球科学者たちは小惑星の一部、あるいはもしかすると彗星が、崩壊し地球に隕石として落ちたと考えている。

いま、ウクライナ国立科学アカデミー地球化学鉱物鉱床生成研究所(キエフ)のヴィクトル・クワスニツヤ(Victor Kvasnytsya)率いる研究者たちは、決定的証拠を見つけたという。クワスニツヤがあらゆるトゥングスカ事件からの候補サンプルの中で最も詳細な分析だと評する記載するものの中で、研究者たちは岩石の断片――それぞれが幅1ミリメートル以下――が爆発を引き起こした鉄リッチな隕石に由来すると結論している。その研究は先月号のプラネタリー・アンド・スペース・サイエンス誌(Planetary and Space Science)に発表された。

「これらがトゥングスカの断片なら、それが小惑星衝突だったことに対するあらゆる疑いが終わる」と、インペリアル・カレッジ・ロンドンの地球衝突研究者、ガレス・コリンズ(Gareth Collins)は話す。「我々はこれが地球外イベントだったという確実な証拠を得たと思われる。彗星の可能性は除外されるだろう」

圧力下
クワスニツヤによると、昨年亡くなったウクライナの科学者、ミコラ・コワリュフ(Mykola Kovalyukh)が1978年に爆心地近くの泥炭地から断片を収集した。その発見の翌年に行われた断片についての調査で、それらがロンズデーライトと呼ばれる炭素の一形態を含むことが分かった。ロンズデーライトはグラフェンとダイアモンドの間に位置する結晶構造を持ち、極端な温度と圧力の下で形成される。しかしこの粒が含む金属イリジウムの密度は通常の隕石――実際に地上で回収された隕石の断片――で見られる数字より小さかった。だから研究者たちはそれらが衝突によって変質した地球内の岩石だと結論していた。その研究結果は1980年代にロシア語で発表された、当時の西側の科学者たちにはほとんど気づかれなかった。

クワスニツヤと彼の共同研究者たちは一群の現代の分析技術を使って、この断片をより詳細に調べることを決めた。透過型電子顕微鏡は炭素粒子に、トロイライト、シュライバーサイト、および鉄ニッケル合金テーナイトを含む鉄系鉱物の脈が細かく走っていることを示した。このパターンと鉱物の組み合わせは他の鉄リッチな隕石に見られるものにとても似ている。「このサンプルにはダイアモンド含有隕石に特徴的な鉱物がほぼひと揃いあった」とクワスニツヤは話す。

「鉄リッチな、石質小惑星がトゥングスカの我々の理解にぴったり合う」とコリンズは話す。過去20年にわたっていくつかのモデル化努力が、石質小惑星が地上に報告されている影響を生じさせうる唯一の犯人だと結論づけている。だが、少数派であってもかなりの科学者たちがなお彗星仮説の側についている、と彼は続ける。

別のひとの敗北
「彼らはここに興味深い内容を得た」が、チームはまだ決定的な証拠を得ていない、とブランドは話す。サンブル内のイリジウムとオスミウムのレベルが低いことは、断片が小惑星に起源することに疑いが出る「赤旗」だ、と彼は話す。そしてサンプルが見つかった泥炭堆積物は1908年の年代であることが確実ではない。「我々の頭上にはいつでもたくさんの隕石物質が降っている」とブランドは続ける。比較のための隣接する泥炭層のサンプルなしには「調べているものが背景でないことを100%確証するのが困難だ」

これだけイベントから長く経ってから隕石の主張を確認するのは簡単でないだろう。とくにこの対象がたくさんの推測を引き寄せるために、地球科学者たちは納得させるのが大変だろう。5月に、プレプリント・サーバーarXivに投稿された、トゥングスカ隕石からの礫を見つけたと主張する論文は、この分野の専門家たちによってすぐに却下された。

クワスニツヤのチームはこの粒について、ヘリウムとキセノンの鍵となる同位体比の測定を含む、さらなるテストが行われることを望んでいる。そのテストはこの岩石の地球外起源のさらなる証拠をもたらすだろう。

Nature News
Rock samples suggest meteor caused Tunguska blast
Mark Peplow, 10 June 2013
Nature doi:10.1038/nature.2013.13163

原論文
Victor Kvasnytsya, Richard Wirth, Larissa Dobrzhinetskaya, Jenifer Matzel, Bejamin Jacobsen, Ian Hutcheon, Ryan Tappero, Mykola Kovalyukh
New evidence of meteoritic origin of the Tunguska cosmic body
Planetary and Space Science Available online 23 May 2013
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