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チーターの速度と敏捷性

野生チーターのスピードテスト



最先端の首輪が動物の素早い反射運動と驚異的な加速を明らかにする。

Matt Kaplan
12 June 2013

チーターが下草の中でかがみ込む。一匹の若いレイヨウが群れから少しはぐれるとき、チーターは茂みから飛び出す――そして、自然界で無比のスピードを爆発させ、その次の食事を仕留める。

そんなふうに我々は想像してきた。しかし野生チーターの動きのデータを集めた最初の研究は、通説とは違って、チーターの圧倒的スピードは狩りのときの唯一の武器ではないことを明らかにする。その捕食者としての成功の秘訣は、電光石火の反射行動とフェラーリより速い加速能力にもあった。

動物がどれだけ速く走るかを決めることだけでも簡単な仕事ではない。動物園では、飼育下のチーターが真っ直ぐなラインを走るように誘導されると、秒速29メートル――ほぼ時速105キロメートルで、ヒトの短距離走者が到達するトップスピードの倍以上――までのスピードに達することがある(N. C. C. Sharp J. Zool. 241, 493–494; 1997)。しかしこの動物が野生で実際にこれらのスピードに届くのかどうかを決定できたひとは誰もいない。

ロンドン大学ロイヤル・ベタリナリー・カレッジのアラン・ウィルソン(Alan Wilson)が率いるチームは、全地球測位システム(GPS)と慣性測定技術を備えた軽量な太陽光駆動の首輪を準備し、狩りの最中の野生のチーターを正確に追跡した。

チームは最初にイヌを砂浜に放して彼らの首輪の正確性をテストした。そうすると、集められた情報は砂の上に残された足跡と相互参照できる。首輪は、0.2メートルのレベルに至るまで、驚くほど正確であることが立証された。

それから研究者たちはボツワナ北部のオカヴァンゴ・デルタ地域に旅立ち、そこで彼らは5匹のチーターを投げ矢を使って沈静化させ、首輪をつけた。データ収集に費やした17ヶ月は簡単な部分だった。直面した難問はそのデータの意味を理解することで、予想は困惑させられた。


チーターは開環境でも深い植生でも成功裡に狩りをできる。
Krys Golabek


総計で367回の走行のうち、5個体の最速スピードは秒速25.9、25.4、22.0、21.1、20.1メートルに達した――すべて飼育下のチーターが出した記録よりずっと低い。そのうえ、ほとんどの狩りには中ぐらいのスピードしか伴わず、平均トップスピードは秒速14.9メートルだった。しかし野生チーターは飼育下の仲間ほど速く走らなかったけれども、彼らは研究者たちがこれまで測定できなかった他の運動能力を見せた。

データはチーターの加速力(比出力)が120ワット毎キログラム――最速のグレイハウンドの約2倍、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)が2009年に新記録を出した100メートル走中の4倍以上の出力――までになることを明らかにした。チーターは素早く減速することもでき、知られている最高性能のポロ用ウマ――敏捷になるよう育種された動物――で知られている値より最大で3倍も大きい比率でエネルギーを吸収した。

研究者たちがこの情報をチーターの狩りのフィールド観察およびグーグルアースが提供する地形情報と比較すると、チーターがしばしば深い植生の真ん中で鋭い反転と急な停止をすることによって狩りに成功していたことに気づいた。「我々はいつもチーターをスプリンターとして考えていたが、今ではスプリントが物語りの一部に過ぎないように見える」とウィルソンは話す。

「それは注目すべきことだ」とユタ大学の進化生物学者、デイヴィド・カリア(David Carrier)は話す。「敏捷性と機敏性が少なくともスピードと同じぐらいこれらの動物にとって重要であることが判明した」

予想されるウィルソンの首輪が将来明らかにすることはどんどん増えている。「私は開けたサバンナに生きるチーターが同じような結果を出すのかとても気になる」と動物園水族館のチーター種保全計画のコーディネーターである、ジャック・グリシャム(Jack Grisham)は話す。

一方で、カリアはこの首輪がすぐに野生の他の動物の動きの研究に使われることを望んでいる。「ライオンの群れや野イヌの群れのそれぞれのメンバーからの同時記録は魅力的なものになるに違いない」と彼は話す。

Nature News
Speed test for wild cheetahs
Matt Kaplan, 12 June 2013
Nature 498, 150 (13 June 2013) doi:10.1038/498150a

原論文
A. M. Wilson, J. C. Lowe, K. Roskilly, P. E. Hudson, K. A. Golabek & J. W. McNutt
Locomotion dynamics of hunting in wild cheetahs
Nature 498, 185–189 (13 June 2013) doi:10.1038/nature12295
Published online 12 June 2013
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