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島の動物は警戒心が弱い

島は動物を従順にする



トカゲの研究は捕食者の不在が警戒心をなくさせるというダーウィンの直感を支持する。

Ed Yong

08 January 2014


Matt Moyer/National Geographic/Getty
ガラパゴス国立公園のウミイグアナ(Amblyrhynchus cristatus)は旅行者が近くを歩いても穏やかに休んでいる――捕食者不在のためと思われる行動だ。


チャールズ・ダーウィンがガラパゴス諸島を訪れたとき、そこに棲息する動物の多くが人を恐れないので「ここでは銃はほとんどなくてもよい」と記した。彼は鳥を帽子ではたき、イグアナの尻尾を引っ張り、ゾウガメの上に座った。

これらのおふざけから、動物は捕食者のいない離島に棲息すると従順になるという彼の有名な考えが育った。インディアナ大学-パデュー大学フォートウェイン校のウィリアム・クーパー・ジュニア(William Cooper Jr)はダーウィンの仮説を世界中からの66種のトカゲでテストし、島嶼棲の種は大陸の近縁種より従順である傾向があることを見いだした――この古典的考えのこれまででもっとも強力な証拠だ。この研究結果はProceedings of the Royal Society B誌の今週号に発表された。

数件の研究と未発表の報告は捕食者の少ない島嶼では特定の種に接近しやすいが、野良ネコなどの移入ハンターが含まれる島嶼では素早く逃げられやすいことを示していた。しかしこの島嶼従順性について逸話的な証拠ばかりだったにもかかわらず、「それがあらゆるグループで一般的な現象であることを立証した人はいなかった」とクーパーは話す。「我々は大型の被捕食者グループ――トカゲ――では、本当に島嶼で警戒心の大きな減少があることを示した」

少数者馴らし
「島嶼従順性は古い考えだが、それのテストは少ない」とカリフォルニア大学ロサンジェルス校の行動生物学者、ダン・ブラムスティーン(Dan Blumstein)は話す。「これはトカゲにおける島嶼従順性のいくつかの馴らし役を示す必要な論文だ」

クーパーと共同研究者たちは過去の研究を漁って研究者が近づいたときにトカゲが逃げ出す距離についてのデータを集めた。彼らは保守的なアプローチを採り、研究者がトカゲを指さしたり、動物に向かってある一定の速度より速くまたは遅く歩いたり、ヒトに慣れた個体群を研究していた場合を除外した。

クーパーらのチームは最終的にコモチカナヘビ(Zootoca vivipara)からガラパゴスウミイグアナ(Amblyrhynchus cristatus)にいたるまで66種のデータを集めた。結果は本土に棲息するトカゲより島嶼棲のトカゲのほうがヒトが近づけることと、島が本土から離れれば離れるほどトカゲは接近しやすくなることを明白に示した。

島の生態系はとても影響力があるため進化史のあらゆる効果を上書きしてしまう、とクーパーと共著者たちは話す。近縁なトカゲ種であっても生息地によって異なる逃避行動をとっていることと、その進化的関係はもっとも影響力が少ないことも示した。

この研究結果は島のトカゲが本土のものより従順である理由を説明していないが、島の捕食者が相対的に少ないことがもっともありそうな理由である。神経質な気質の動物は価値ある資源をむだにあきらめる可能性があるが、捕食者が稀またはいなかったら自然選択はそのような応答が淘汰されると予測する。

クーパーはこの考えをテストしたいと思っているが、違った島にいる捕食者の数、密度、タイプについての適正なデータを得るのは難しいと話す。

元記事
Nature News
Islands make animals tamer
Ed Yong, 08 January 2014
Nature doi:10.1038/nature.2014.14462

原論文
William E. Cooper Jr, R. Alexander Pyron and Theodore Garland Jr
Island tameness: living on islands reduces flight initiation distance
Proc. R. Soc. B 22 February 2014 vol. 281 no. 1777 20133019
Published 8 January 2014 doi: 10.1098/rspb.2013.3019
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