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吸血コウモリ駆除は逆効果

UGAの研究はより効果的な狂犬病の管理戦略を導くだろう

June 15, 2012
Writer: Beth Gavrilles


ジョージア大学オダム生態学科のポスドク研究員、ダニエル・ストライカー率いる米国とペルーの科学者たちのチームは、ペルーでコウモリを研究する。彼らはコウモリの駆除がコウモリコロニーにおける狂犬病罹患率を減らさないことを見い出した。

ジョージア州アセンズ――ペルーの吸血コウモリでの狂犬病の新しい研究は、コウモリの駆除――一般的な狂犬病管理戦略――がコウモリコロニーにおける狂犬病暴露の割合を減らさないどころか、逆効果にすらなりうることを見い出した。この発見はやがてはペルーの公衆衛生および農業当局にヒトと家畜での狂犬病感染を防ぐためのより効果的な手法を開発する手助けになるだろう。Proceedings of the Royal Society B誌の6月13日号に発表されたこの研究は、ジョージア大学オダム生態学科のポスドク研究員、ダニエル・ストライカー率いる米国とペルーの科学者たちのチームによって行われた。

狂犬病は南米では深刻な問題である。毎年この病気によるヒトの死者はアマゾン多雨林で確認数が増えていて、ウシの死亡数は何千も増加している。狂犬病はほとんどの南米のコウモリ個体群の中に存在するが、吸血コウモリ――哺乳類の血を吸う唯一のコウモリ種――がヒトと家畜の感染の大部分の原因である。現存の吸血コウモリ個体群がいる領域へのウシの牧場とヒトの居住地の侵食は問題を悪化させるばかりであった。

1970年以来、ペルーでの狂犬病の拡散を管理する努力は、コウモリコロニーのサイズが十分小さくなれば、狂犬病ウイルスはコロニーから死に絶えるだろうという前提の上に、毒や爆薬すら使って吸血コウモリの駆除に集中してきた。ストライカーと彼の共同研究者たちはこれが本当かどうか調べ始めた。彼らは、農業や駆除活動のような、ヒトの活動が狂犬病/吸血コウモリシステムにどのように影響するかも調べようとした。


研究者たちはペルーで吸血コウモリから血液サンプルを取った。

研究者たちはペルー中に20のサンプリング地点を設け、そこで彼らは40ヶ月間にわたって、吸血コウモリから繰り返し血液サンプルを取った。彼らはそれぞれの地点について、コウモリコロニーのサイズ――16個体から444個体まで及んだ――のほか、地元の家畜個体数と、もしあるなら、コウモリが駆除される頻度についてのデータも収集した。

調査結果は彼らを驚かせた。ウイルスは、彼らがサンプルを取ったほぼ毎回、コロニーのサイズにかかわらず、すべてのコロニーに存在した。「我々は何があろうとも狂犬病が存在し、コウモリコロニーのサイズはウイルスにかかったコウモリの割合を予言しないことを見い出した」とストライカーは話した。「それは重要だ。なぜならコウモリ個体群の密度と狂犬病との間に関係がないのなら、コウモリ個体数を減らしてもコウモリの中での狂犬病の伝染は減らないからだ」

吸血コウモリの駆除が狂犬病の流行に与える効果を見たとき、彼らはもう一回驚きを受けた。

「我々はほんの少し心配なことを見つけた」とストライカーは話した。「研究の期間中に散発的に駆除された地域では、狂犬病にかかったコウモリの割合は増えていた」

定期的に駆除されたコロニーでは僅かに低い狂犬病罹患率であり、駆除がなかったコロニーがすべての中でいちばん低い割合だった。「我々がしなくてはならない次のことは、なぜこれが起こったかのメカニズムを理解することだ」と彼は話した。

研究者たちは散発的に駆除されたコウモリコロニーにおいて狂犬病罹患率が高いことを説明するいくつかの理論を概観した。ほとんどの駆除は、捕獲したコウモリに抗凝固剤ペーストを塗って解放することによって行なわれる。そのねぐらの仲間が処理コウモリの毛づくろいをする時、彼らはペーストを摂取して死ぬ。この「殺吸血者」は成体コウモリを殺すのには効果的だが、恐らく子供にはそうでない。子供は成体コウモリの毛づくろいをしないと思われるからだ。

「繰り返し狂犬病にかかったコウモリがある程度の免疫を発達させるという実験証拠がある」とストライカーは話した。「免疫がある成体コウモリを殺すときに、病気にかかりやすい子供コウモリへの空間が作られる」。チームは子供コウモリは成体より高い割合で狂犬病にかかっていることを見い出した。

「ある種の真空効果と呼ばれるものもある。成体が除去されると、隣接するねぐらからの個体が空いた空間を埋めるようにコロニーへと移動するだろう」と彼は話した。この種の擾乱に誘発された拡散は、アナグマでのウシ結核のような、他の野生の病気で伝染を促進することが示されており、同じことが吸血コウモリでも起こりうる。

ストライカーはチームの調査から得られた洞察が、ペルーの公衆衛生および農業当局が狂犬病を管理するために科学に基づく戦略を実施するのを助けることを望んでいる。チームの研究はさらに2年続く予定だ。

「我々は始まりの段階にいる」と彼は話した。「我々の最終ゴールはフィールド調査、数学モデリングおよび遺伝学的研究を組み合わせて、人類の活動がヒトと家畜にも感染する野生生物の病気の伝染にどのように影響しているのかを、経営者に助言を与えるのに十分な精度で、しっかりと把握することだ」

University of Georgia, Press Release
UGA study may lead to more effective rabies control strategies
June 15, 2012

元論文
Daniel G. Streicker, et al.
Ecological and anthropogenic drivers of rabies exposure in vampire bats: implications for transmission and control
Proc. R. Soc. B, Published online before print June 13, 2012, doi: 10.1098/rspb.2012.0538
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