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最古の衝突クレーター?

知られている中で最古の衝突クレーターが見つかった

28 June 2012


巨大隕石の海への衝突の想像図が実際に見られただろう。Credit Carsten Egestal Thuesen, GEUS.

直径100キロメートルのクレーターがグリーンランドで見つかった。知られているあらゆる他の地球上の衝突より何十億年も前に巨大な小惑星または彗星が衝突してできたものだ。

月の上にある壮観なクレーター群は30億から40億年前に小惑星と彗星の衝突によって形成された。初期の地球ははるかに大きな重力質量を持つため、この時期にさらに多くの衝突を経験したはずである。しかし、その証拠は侵食されているか、より新しい岩石に覆われている。これまでに知られている最古の地球上のクレーターは20億年前に形成され、もっと古い衝突が見つかる可能性は、文字通り、天文学的に低いと考えられていた。

今、カーディフ大学、デンマーク・グリーンランド地質調査所(GEUS、コペンハーゲン)、ルンド大学(スウェーデン)、および惑星科学研究所(モスクワ)はこれらの見込みをくつがえした。GEUSとデンマークのカールスベア基金の資金を受けたチームは、詳細な野外調査プログラムの後に、西グリーンランドのマニートソック地域の近くで、巨大な30億年前の衝突の痕跡を発見した。


フォッシリク・ヒルから南西へ、衝突構造の中心のほうを見た写真。

「この一つの発見は、以前より10億年近くさかのぼって、地球上のクレーター形成の影響を研究できることを意味する」と、チームの一員だった地球海洋科学科のイアン・マクドナルド博士は話した。

明白な、お椀形のクレーターが残っていなかったため、証拠を見つけるのはますます難しかった。衝突から30億年以上経って、この地は元々の地表から下に25 kmもの深さの地殻まで侵食されている。衝突構造の外側の部分はすべて除去されているが、強烈な衝突による衝撃の影響は地殻の深く――他のあらゆる知られているクレーターよりも深く――貫いており、これらの痕跡を見ることができる。

ところが、これらの深さの衝突の影響はそれまで観察されたことがなかったため、重要な証拠をすべて集めるのに骨の折れる仕事に3年近くかかった。「この過程はシャーロック・ホームズの物語と似ているところがある」とマクドナルド博士は話した。「我々は従来の地球のプロセスという意味で、可能性のないものを潰していった。そして全ての事実への唯一の説明として巨大衝突だけが残った」


衝突構造の西縁上のフォッシリク・ヒルの頂上から西を見る。

地球上で発見されている衝突クレーターの数はおよそ180個しかなく、それらのうちの約30%が鉱物または原油・ガスという重要な自然資源を含む。この研究の前には、知られている最大で最古のクレーターは、南アフリカにある直径300キロメートルのフレデフォート・クレーターで、時代は20億年で激しく侵食されている。

マクドナルド博士は「これを科学的コミュニティにいる研究仲間に納得させるのに3年近くかかったが、採鉱産業のほうはよく受け入れてくれた。あるカナダの探査会社はこの衝突モデルを使って、2011年の秋からマニートソックでニッケルとプラチナ金属の鉱脈を探査している」とつけ加えた。

国際チームはGEUSの主任研究員、アダム・A・ガルデが率いた。この発見について書かれた最初の科学論文は'Earth and Planetary Science Letters'誌に発表された。

Cardiff University, Press Release
Oldest known impact crater found
28 June 2012

原論文
Adam A. Garde, Iain McDonald, Brendan Dyck and Nynke Keulen. 2012.
Searching for giant, ancient impact structures on Earth: The Mesoarchaean Maniitsoq structure, West Greenland
Earth and Planetary Science Letters, Volumes 337–338, 1 July 2012, Pages 197–210



むかし、Wikipediaにスアヴィヤルヴィ・クレーターという24億年前の衝突構造(と主張されるもの)の項目を書いたことがありますが、証拠が弱くて何とも微妙なクレーターでした。今回のグリーンランドの30億年前の「クレーター」も主に鉱物構造で議論しているようで、本当に衝突痕なのかよく分かりません。もっとはっきりした証拠があれば、Nature・Science級の雑誌に載せてもらえた話題だと思います。
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