Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/53-073f319a

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

全ての恐竜に羽毛があった

羽毛恐竜の出現

例外的に保存状態の良い化石は羽毛がすべての恐竜の特徴であったことをほのめかす。

Brian Switek
02 July 2012


ドイツで見つかった太古の獣脚類の化石は羽毛が恐竜類の中で広く分布していたことを示す。Helmut Tischlinger

羽毛は鳥類で始まったのではなかった。様々な種類の羽毛――単純な綿毛から飛行に使われる複雑な構造まで――は恐竜類を最初に飾り、鳥類に受け継がれたのはその後のことだった。そしてドイツのジュラ紀の層凖で発掘された美しく保存された子供恐竜に何らかの羽毛の示唆があれば、全ての恐竜が繊維状の羽毛のパッチを纏っていた可能性がある。

1996年のふわふわした獣脚類Sinosauropteryxの発見以来、古生物学者たちは30種類以上の羽毛恐竜を見い出してきた。これらのほとんどはコエルロサウルス類である。コエルロサウルス類は、恐しいティランノサウルス類、鎌爪のデイノニコサウルス類、および奇怪なテリジノサウルス類だけでなく、鳥類も含む獣脚類の多様なグループだ。

だが、この規則に例外がある。古生物学者たちは恐竜類、PsittacosaurusTianyulongの脊柱に沿った、単純な、羽毛様の構造も発見している。これらの鳥盤類は、およそ最も鳥類との類縁性が離れた恐竜類であり、その発見は単純な原羽毛の列が恐竜類のあいだで共通の特徴だったことをほのめかした。

太古の装飾

ドイツで発掘され、今日記載された、1億5000万年前の獣脚類Sciurumimus albersdoerferiはある種の羽毛で覆われていた。この繊維状の構造はこれまで他の恐竜類にも観察されているが、Sciurumimusで注目すべきはこの恐竜がメガロサウルス上科恐竜であったことである。

メガロサウルス上科は獣脚類の家系図の基部近くに位置する、古代の鋭い歯を持った恐竜のグループであり、これまでに知られている様々なタイプの羽毛恐竜と初期鳥類からは大きな隔たりがある。筆頭著者のルートヴィヒ・マクシミリアン大学(独ミュンヘン)の古生物学者、オリファー・ラオフートによると、これは単純な羽毛が非常に古い恐竜の特徴であったことを意味する。Sciurumimusの繊維はPsittacosaurusTianyulongおよび翼竜類に見られる単純な構造ととてもよく似る。翼竜類は恐竜の最も近い親戚だった絶滅した飛行爬虫類だ。この形質の広い進化的分布は原羽毛が恐らくDinosauriaそのものと同じ古さであることを意味する。

自然史博物館(ロンドン)の古生物学者、ポール・バレットはSciurumimusにある構造が恐らく原羽毛であるということに賛成する。羽毛の詳細を研究するにはさらなる地球化学的調査が必要であるけれども、化石化した束は他の恐竜に見られる綿毛ととても似ている、とバレットは話した。しかし彼は、すべての恐竜類のあいだにこれらの繊維が存在するというのは「推測」である、とも注意した。羽毛構造は恐竜類の共通した特徴だったと思われるが、それが複数回進化したという可能性もある。「我々がこれらの特徴が恐竜類全体の形質であると本当に推測する前に、非コエルロサウルス類獣脚類にも、特に他の巨大恐竜のグループにも、さらなる例が必要だ」とバレットは話した。

ラオフートはまだ羽毛が見つかっていない恐竜が多数あることを分かっている。うまくいくには羽毛化石を保存できる細粒な堆積物の種類から標本を見つけることだろう。しかし、Sciurumimusなどの羽毛恐竜からの知見に基づいて、ラオフートは「全ての恐竜類は少なくともこの種の単純な、毛様の羽毛外皮を持っていた」と言った。とりわけ鳥類に似た恐竜の中で進化した新しいものではなく、「羽毛は恐竜類の祖先的な特徴だと思われる」、とラオフートは話した。そうなら、我々は恐竜を絵画や映画の中で描くときに、これらの生き物がどんな種類の羽毛の覆いを見せていたのか考えはじめなくてはならないだろう。

Nature News
Rise of the feathered dinosaurs
Brian Switek, 02 July 2012
Nature doi:10.1038/nature.2012.10933

原論文
Oliver W. M. Rauhut, Christian Foth, Helmut Tischlinger, and Mark A. Norell
Exceptionally preserved juvenile megalosauroid theropod dinosaur with filamentous integument from the Late Jurassic of Germany
PNAS July 2, 2012, Published online before print July 2, 2012, doi: 10.1073/pnas.1203238109



新しく発見された恐竜は羽毛が広く流行していたことをほのめかす

メガロサウルス類の化石は鳥類に近縁でない最初の羽毛恐竜だ

Mon, 2 July 2012 14:00 EDT


石灰岩の石版上で見つかった状態のSciurumimusの骨格 (H. Tischlinger\Jura Museum Eichstatt)

ドイツ南部で発見された新種の羽毛恐竜は、捕食恐竜の外見についての認識をさらに変えている。Sciurumimus albersdoerferiは約1億5000万年前に生息していた恐竜であり、その化石が鳥類と近縁でない羽毛獣脚類恐竜の、最初の証拠をもたらす。この化石はNational Academy of Sciences誌に発表された論文の中で記載された。

「これは羽毛恐竜研究の発祥地からの驚くべき発見だ。ここは150年以上前に最初の羽毛恐竜Archaeopteryxが収集された、まさに形成の地である」と、アメリカ自然史博物館古生物部門長のマーク・ノレルは話した。彼はバイエルン州立古生物地質博物館およびルートヴィヒ・マクシミリアン大学の研究者たちとともに新論文の著者である。

獣脚類は二足歩行でほとんどが肉食の恐竜である。近年、科学者たちは多くの絶滅獣脚類が羽毛を持っていたことを発見している。しかしこの羽毛は、T. rexと鳥類を含む多様なグループである、コエルロサウルス類として分類される獣脚類からしか見つかっていなかった。Sciurumimusは、コエルロサウルス類でなく、メガロサウルス類の一種として同定された。本種はこの法則の最初の例外である。この新種の恐竜は獣脚類の進化ツリーの中で、コエルロサウルス類よりずっと深いところに位置する。これはSciurumimusより先に延びる種が、同様の形質を持っていると考えられることを意味する。

「これまで知られている羽毛捕食恐竜はすべて、鳥類の近縁種だった」とバイエルン州立古生物地質博物館の古生物学者、オリファー・ラオフートは話した。「Sciurumimusは恐竜の仲間のツリーの中でずっと基部的であり、従ってすべての捕食恐竜が羽毛を持っていたことを示唆する」

化石はSciurumimusの赤ちゃんのものであり、バイエルン北部の石灰岩の中から見つかった。繊維状の羽毛の痕跡を保存していて、体全体が羽毛に覆われていたことを示す。Sciurumimus albersdoerferiの属名は樹上棲リスの学名、Sciurusにちなみ、「リスモドキ」を意味する――特に、この動物のふさふさした尾にちなむ。種小名はこの標本を科学的研究に利用可能にした個人収集家に敬意を表したものだ。


紫外光下のSciurumimusの中尾部区画。保存された皮膚(黄色)のパッチと細かい繊維(脊椎の上の青い線)が見える。(H. Tischlinger\Jura Museum Eichstatt)

「紫外光下では、皮膚と羽根の痕跡が骨格の周りに輝くパッチとして浮かび上がる」と共著者でユラ博物館(アイヒシュタット)のヘルムート・ティシュリンガーは話した。

Sciurumimusはで際立っているのはその羽毛だけではない。骨格はヨーロッパで見つかった最も完全な捕食恐竜であり、稀少な若い恐竜の姿を垣間見せてくれる。大きな目のような、知られている幼体の特徴のほかに、新しい標本は他の仮説も確認した。

「しばらく前から捕食恐竜の生活様式は成長と途中でかなり変化したことが分かってきていた」とラオフートは話した。「Sciurumimusは歯生において成体のメガロサウルス類と著しい違いを見せる。それは明らかに違った食性だったことを示す」

成体のメガロサウルス類は全長20フィートに達し、体重は1トンを超えることもよくあった。彼らは活動的な捕食者であり、恐らく他の大型恐竜も狩っていた。Sciurumimusの幼体標本は全長約28インチしかなく、恐らく昆虫などの小さな獲物を狩っていた。顎の先端にあるほっそりとした、尖った歯がそれを物語っている、

「我々が最近見つけたすべてのものが、現生鳥類の形質が獣脚類のツリーのどれだけ深くまで分布し、これらの動物たちがどれだけ鳥類に似ていたかを示す」とノレルは話した。「もはや、羽毛様の構造がすべての恐竜の祖先に存在していたとしても誰も驚かないだろう」

本研究はフォルクスワーゲン財団とアメリカ自然史博物館による資金を受けた。

American Museum of Natural History, Press Release
Newly Discovered Dinosaur Implies Greater Prevalence of Feathers
Mon, 2 July 2012 14:00 EDT
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/53-073f319a

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。