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ヒトニザル類はアジア起源?

人類の祖先はアジア起源?

by Ann Gibbons on 4 June 2012, 3:04 PM


アジアの誕生地?ミャンマーのこれらの化石層から産出した霊長類の化石歯は我々の深い霊長類祖先がアジアに生まれたことを示す。Credit: K. Christopher Beard

研究者たちは我々の直近の祖先にあたる直立歩行する類人猿がアフリカに出現したことには合意している。しかし約3700万年前のミャンマーの古代沼沢地に生息していた、新しい霊長類の発見は、人類を生んだ霊長類の系統の深い根がアジアにたどれることを支持する。それが本当なら、すべてのオナガザル類、類人猿、およびヒト(ヒトニザル類と呼ばれる)の祖先はアジアに出現し、ほぼ4000万年前に島状の大陸だったアフリカへと困難な旅をしたことになる。

18年前まで、すべての初期ヒトニザル類と思われた化石はエジプトで見つかっていて、その年代は約3000万年前であった。そして1990年代から研究者たちは、3700万年から4500万年前の中国やミャンマーを始めとするアジアの国々に生息していた、小さな類人猿化石を発見し始めた。これはヒトニザル類が実際にはアジアで生まれ数百万年後にアフリカへと移住したことを示す。しかし古生物学者たちはこれらのヒトニザル類がいつどうやってアジアからアフリカへの長い旅をしたのかを示す化石を欠いていた、とカーネギー自然史博物館(ペンシルベニア州ピッツバーグ)の古生物学者K・クリストファー・ビアードは話す。

2005年、ビアードと国際研究チームは、ミャンマーのニャウンピンレ村近くの化石層をふるいにかけて、初期の魚類、カメ、および祖先型のカバの歯の化石を採集する中で、ポップコーンカーネルのサイズの一本の大臼歯を見つけた。この歯は約3800万年前という年代で、小さなシマリスのサイズだった古代の霊長類の新種に属していた。さらに数年の骨の折れるフィールドワークの後、チームはこの原始的ヒトニザル類の大臼歯を四本だけ収集している。彼らはこの歯にAfrasia djijidaeという名前をつけた。「そこは研究をするには困難な場所だ。我々は四本の歯を見つけるのに6年もかかった」とビアードは話す。

ビアードとチームリーダーであるポワティエ大学(フランス)のジャン-ジャック・ジャガーがAfrasiaが、アフリカにほぼ同時期に生息していた別の原始的ヒトニザル類(リビアのAfrotarsius libycus)と近縁であることを示すのに、この四本の大臼歯で十分だった。研究者たちがこの二つ種類の霊長類の歯を顕微鏡下で調査すると、それらの大きさ、形、そして年代がとても似ていて、同じ種の霊長類に属するとしても良いぐらいだった、とビアードは話す。そのようなアジアとアフリカの化石ヒトニザル類の間に近い類似性があることは「これまで実証されたことがない」と著者たちは今日、Proceedings of the National Academy of Sciences誌のオンライン版に書いた。

だが詳細な調査に基づいて、チームはアジア産のAfrasiaの新しい大臼歯がリビア産のAfrotarsiusの歯より原始的であることに気づいた。特に、その一番奥の下顎大臼歯の後方にある小さな膨らみのサイズがより大きかった。これらの原始的な特徴のほかに、アフリカよりアジアで初期、または「基幹的」ヒトニザル類の多様性と年代が大きいことは、このグループがアジアで誕生し、3700万年から3900万年前にアフリカへと移住したことを示す。「ヒトニザル類は我々がそれらの化石をリビアで発見するすぐ前まではアフリカに到着していなかった」とジャガーは言う。

出アジアシナリオは複雑だったと思われる。チームはこの時代にアジアからアフリカへ移住したヒトニザル類は一種でなかったと提唱している。なぜならリビアのAfrotarsiusとほぼ同じ時代に少なくとも2つの他のタイプの初期ヒトニザル類が到着していて、さらにそれらはAfrotarsiusAfrasiaとは近縁でないからだ。これは彼らがいったんアフリカへ着くと、肉食動物が少ない青々とした環境を見つけて、ビアードによると「進化のスターバースト」を経験して、たくさんの新種を生んだためかもしれない。

他の研究者もミャンマーとリビアにいた霊長類の新種の両方が実際に初期ヒトニザル類であり、それらがヒトニザル類のアジア起源への証拠を大いに強化することに賛成する。「証明されれば、これらの結果の生物地理学的重要性は深い」とデューク大学(ノースカロライナ州ダーラム)の古生物学者リチャード・ケイは話す。それは、二つの大陸のあいだに霊長類と恐らく他の哺乳類の大きな移住があったことを示すだろう。当時はアフリカとアジアを隔てる古代のテーチス海があり、横切るのは簡単ではなかった。そして人類にとっては、我々の最も深い霊長類の根ががアフリカでなくアジアにたどれることを示すだろう。

歯は近縁性を測るのに最も信頼のおける方法であるとはいえ、まだこれらの種の間の類似性はAfrasiaのたった四本の大臼歯によっている、とケイは注意する。そして一部の研究者たちはリビアのAfrotarsiusがメガネザル類の祖先ではなくステムヒトニザル類であるということに納得していない。メガネザル類はヒトニザル類ではない霊長類で、最も離れた類縁となる。だが、ケイによると天秤はアジア起源のほうに傾いている。「人類起源の出アフリカ説は誰もが聞いたことがある」とビアードは続ける。「いま我々はアフリカへの『出アジア』移住が先にあったと考えている」。

Science NOW
An Asian Origin for Human Ancestors?
by Ann Gibbons on 4 June 2012, 3:04 PM

原論文
Yaowalak Chaimaneea, et al. 2012.
Late Middle Eocene primate from Myanmar and the initial anthropoid colonization of Africa
PNAS Published online before print June 4, 2012, doi: 10.1073/pnas.1200644109



新しい霊長類化石は「出アジア」理論を指す

Charles Q. Choi, LiveScience Contributor
Date: 04 June 2012 Time: 03:06 PM ET


研究者たちは、今はAfrasia djijidaeと命名されている、ヒトニザル科霊長類の化石をミャンマーで発見した。これは、恐らく体重約3.5オンスだった、小型霊長類の復元である。CREDIT: © Marc Klinger

オナガザル、類人猿そしてヒトの祖先はアジア起源であり、多くの人が考えているようなアフリカ起源ではないことを示す新化石が発見された。

ヒトニザル類(ショウジョウ類、または「高等霊長類」とも呼ばれ、オナガザル、類人猿、ヒトを含む)の起源は科学者のあいだで何十年も議論されてきた。エジプトで発掘された化石は長らくアフリカがヒトニザル類の揺籃地であったことを示してきたが、過去15年ぐらいに発見された他の化石はアジアが彼らの誕生地である可能性を提起した。

今、科学者たちの国際チームが東南アジアで新しい化石を発掘した。この化石はヒトニザル類が現在では東洋に当たる場所に起源したことを証明するだろう。これは霊長類と人類の進化における中心的な段階に光を投げかける発見だ。

化石はAfrasia djijidaeと命名された。Afrasiaは今ではヒトニザル類がアフリカとアジアの両大陸にまたがって見つかるほど初期の時代の化石であることにちなみ、djijidaeは化石が見つかった国であるミャンマー中部のモガウン村の一人の少女を記憶して命名された。Afrasiaの四つの知られている歯は、6年をかけて何トンもの堆積物を移動した後に収集された。この運搬にはしばしば牛車が使われた。四輪駆動の車ですらこの地域に分け入ることができなかったからだ。

この3700万年前のAfrasiaの歯は、最近リビアのサハラ砂漠で発見された別の初期ヒトニザル類である、3800万年前のAfrotarsius libycusの歯に良く似ている。リビアのヒトニザル類はアフリカでは初期の時代なのに、科学者たちが考えていたよりはるかに多様であった。これは彼らが実際には他の場所に起源したことを示す。AfrasiaAfrotarsiusの間の類似性は初期のヒトニザル類がアジアからアフリカに移住したことを示す。

このアジアからの移動は究極的には後のアフリカにおける類人猿とヒトの進化への舞台を用意するのに役だった。「アフリカはヒトの起源の場所で、アジアは我々のもっと前の祖先の起源の場所だ」、とフランスのポワティエ大学の古生物学者ジャン-ジャック・ジャガーはLiveScienceに話した。

アジアのAfrasiaと北アフリカのAfrotarsiusの化石の形状から、これらの動物が恐らく昆虫類を食べていたことが分かる。これらの歯のサイズは、生きていた時はこれらの動物が体重およそ3.5オンス(100グラム)で、だいたい現在のメガネザルのサイズだったことを示唆する。

ヒトニザル類がどれだけ早くにアジアからアフリカへと移住したかというのは未解決問題のままだ。その当時、二つの大陸はテーチス海と呼ばれる現在の地中海の拡張バージョンによって切り離されていた。初期のヒトニザル類はアジアからアフリカまで島伝いに泳いだか、もしかすると洪水や嵐によって洗い流された自然にできた丸太のいかだや他の物質に運ばれたかしたのだろう。齧歯類やアントラコテリウム類という絶滅したブタ様の動物などの他の哺乳類グループも同様に、この時代にアジアからアフリカへと移住したようだ、とジャガーは言った。

初期ヒトニザル類がアフリカへの旅をやり遂げた後、アジアに残された者たちは絶滅したようだ。「およそ3400万年前、世界の気候は寒冷化させた劇的な氷河イベントがあって、アフリカよりアジアに大きな影響を与えた。その危機の間に、すべての原始的なアジア産ヒトニザル類が消滅したのだと思う」、とジャガーは言った。

テナガザルやオランウータンなどの現在アジアで見られるヒトニザル類は、「約2000万年前にアフリカから移住したきた」、とジャガーは言った。

研究者たちは初期のヒトニザル類がかつてミャンマーとリビアの間の地域に存在したことを示した。だが、そのような化石はまだ発掘されておらず、それは部分的にはこれらの地域の一部に安全性の懸念があるためだ。たとえば、アフガニスタンなど。

科学者たちは彼らの発見を今日(6月4日)、Proceedings of the National Academy of Sciences誌のオンライン版に詳細に発表した。

LiveScience
New Primate Fossil Points to 'Out of Asia' Theory
Charles Q. Choi, LiveScience Contributor, Date: 04 June 2012 Time: 03:06 PM ET
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