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マンモスはゆっくり絶滅した

マンモスはバタンといなくなったのではない

Brian Switek
12 June 2012

なぜケナガマンモスはいなくなったのか?この巨大獣の隔離した島嶼個体群が消滅したのは約4,000年前だ。世界中のメガファウナのほとんどを一掃する更新世の大絶滅より後のことだ。しかし彼らの絶滅を引き起こしたのが何であったかはもどかしい謎のままだ。この現在進行する議論に寄与する最新の研究によると、最後のマンモスが消滅したのは一つの原因のためではなく、長くゆっくりした数の減少の後であった。


さまざまな時代と場所のケナガマンモスの骨は、彼らが全部がいっぺんにではなく、長い時間をかけて絶滅していったことを明らかにする。Tom Bean/Alamy

ケナガマンモス(Mammuthus primigenius)はかつてマンモスステップと呼ばれる北半球の寒冷で乾燥した草原を歩き回っていた。彼らの化石がとくに豊富なのは、ロシア東部とアラスカ西部をつなぐ陸橋であるベーリンジアだ。今、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の古生態学者グレン・マクドナルドと彼の共同研究者たちはベーリンジアのマンモスの絶滅のパターンを追跡した。彼らの結果は今日、Nature Communications誌に発表される。

マクドナルドらはマンモス化石の地理的データベースとマンモス標本、先史植物および考古産地の放射炭素年代を結びつけ、ケナガマンモスの分布がどれぐらい広がり、過去45,000年間にどのように収縮してきたのかを追跡した。

チームはケナガマンモスの個体数が更新世の寒冷な気候が温暖で湿潤な気候になるとともに満ち欠けすることを見い出した。本研究における最古のマンモスと約20,000年前の最終氷期最盛期の間では、マンモスの北半球個体数は減少するのにシベリア内部では個体数が増加していた。

そして、約11,500年前のヤンガー・ドリアス期の後、温暖な気候がマンモスステップを針葉樹林、泥炭地、樺の灌木林へと置き換える前にケナガマンモスは北へと集中するようになり、一部は島嶼上に隔離された。この島嶼のケナガマンモスはメインランドではすでに起こっていた漸進的な絶滅への最後の抵抗であった、と著者たちは言う。

一つだけではない原因

「絶滅の元凶にできる単一イベントはない」、とマクドナルドは説明する。気候変動はマンモスの生息地を徹底的に変え、それらの個体数を縮小させた。その時代にベーリンジアを渡った先史人類も残ったマンモスを狩ることによって部分的な役割を果たしただろう。以前の研究は、すでに環境変化によって弱っていた繁殖がゆっくりなマンモスの絶滅をヒトの捕食者たちが早めたことを示し、それを裏付ている。

アメリカ自然史博物館(ニューヨーク)の古生物学者ロス・マクフィーはマクドナルドのマンモス減少パターンの詳細についてそれほど信じていない。チームが分析したロシア産サンプルの一部は古い技術を使って年代測定されており再調査が必要だと、彼は指摘する。

それでも、マクフィーはマンモスが「かなりの期間を経て絶滅した」という大体の絵にこの研究が収まり、マンモスと人類の間に長く相互作用があったことは「更新世末の絶滅に電撃的スタイルの説明をするのはどんどん受け入れがたくなっている」ことを意味すると話した。複数の因子が絶滅の原因となったという考えは魅力的である、とマクフィーは言うが、「どうやってそれら全てを合わせて包括的な物語にするのかは容易でない仕事だ」。

マクドナルドは、「マンモスの絶滅から得られるメッセージは『それが複雑』というだ」と言って同意した。しかしマンモスのゆっくりした減少は現代種にこれから起こることの予告であるとも言える。「マンモスが直面した環境変動、大規模な生息地の変化そして人類の圧力という問題はまさに21世紀に各種が直面している問題そのものだ」、とマクドナルドは注意する。大きな違いは「これらの全てがマンモスが直面したものよりはるかに加速された割合で起こっていることだ」と彼は言った。

Nature News
Mammoths didn't go out with a bang
Brian Switek, 12 June 2012, Nature doi:10.1038/nature.2012.10820

原論文
G.M. MacDonald, et al. 2012.
Pattern of extinction of the woolly mammoth in Beringia
Nature Communications 3, Article number: 893 doi:10.1038/ncomms1881
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