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地図が文化的多様性を決める

地理はどのように文化的多様性を形づくったか

Zoë Corbyn
11 June 2012

ユーラシアの諸文明が地球を支配した一つの理由は、それらが南北より東西方向に広い大陸に起こったためだ。これは地理学者ジャレド・ダイアモンドが有名な1997年の著書『銃、病原菌、鉄』の中で主張したことだ。今、一つのモデル化研究がこの「大陸軸理論」を支持する証拠を見つけた。

狭い緯度の帯にしか広がらない大陸は気候の変異も小さく、それは植物と動物のセットがみな似た状況に適応していることを意味する。ダイアモンドによると、それは優位な点だ。農耕のイノベーションがより簡単に拡散できることを意味し、文化とアイディアもそれを踏襲するからだ。その結果としてダイアモンドの仮説は、経度線に沿ってより緯度線に沿ってのほうが文化的同質性が高くなると予測する。


国の形はその文化的多様性を規定する。Horizon International Images Limited/Alamy

その予測をテストするために、カリフォルニア州のスタンフォード大学の研究者たちは文化的多様性の代理として言語持続性を使い、今日147ヶ国で使われ続けている歴史的に土着の言語の、本来の形に対するパーセンテージを分析した。たとえば、チームは長い南北軸を持つチリと、東西に走る幅広い軸を持つトルコの間の違いを見た。

研究者たちは南北軸より大きな東西軸を持つ国は、土着言語が持続しづらいことを見い出した。関係は率直ではないが、モデルは高さより幅がおよそ二倍あるモンゴルの持つ土着言語はほぼ正方形のアンゴラより5%少ないことを示す。一方で、高さが幅の約二倍のペルーはアンゴラより5%持続的な言語を持つと予測される。著者たちによると、この結果は東西の国々がより同質的な文化を持つことを示すことから、ダイアモンドの理論を支持する。

多様な調査結果

「それはダイアモンドの論文から示唆される観察可能な重要な関係だ」、とこの研究を率いた政治学者デーヴィッド・レイティンは言う。この結果は今日Proceedings of the National Academy of Sciencesのオンライン版に発表された。文化的多様性の大きさは経済成長の水準の低さや犯罪率の高さなどの結果とも関係することが知られている、と彼は加えた。

以前の研究は歴史的帝国が南北方向より東西方向に延びやすいことを示していたけれども、大陸の数が少ないためにダイアモンドの考えをテストすることは限定された。国を使うことによってサンプルサイズを上げればより良い統計的有意性を主張できる。言語持続性を文化的多様性の代理として使うことは論争のあるところだとレイティンは認めるが、彼はそれが最良の定量化可能な方法だと主張する。

レイティンらのチームによる研究は、国の赤道からの距離(歴史的に、赤道に近いほど存在する言語の数は増える)、国が含む山の数(山々は言語の放散を妨げるため)、国の存続期間(新しい国ほど均質化の時間が少ないために言語が多い)などの要素へのコントロールを含む。

レイティンは観察された効果が東西国のほうが国づくりに興味を持っていた結果である可能性も除外した(たとえば単一の国家言語をもたらす政策を導入しやすいと考えられる)。レイティンらのチームは538ヶ国の人工的に生成した国(現実の国をその隣国と組み合わせることで派生させた)で分析を繰り返した。結果は相関が持続することを示した。

ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの人類進化生態学の専門家トーマス・カリーはこの研究がダイアモンドの仮説をテストする新規の一方法であると言い、多数の代替説明へのコントロールを含む「徹底的な仕事」であるとつけ加えた。「主要結果は頑強であると思われる。さらに[この研究は]人類の歴史と文化の進化が一般的な生態学的および生物地理学的な法則によって支配されるという考えも支持する」、と彼は言う。

しかし大陸軸理論に懐疑的な他の人々によるとこの研究はその立場を少ししか強化しない、あるいはまったく強化しないという。言語は文化ほど広範囲にわたるものの代理としては貧弱であると、ワシントンDCにあるジョージタウン大学の歴史学者ジョン・マクニールは言う。多くの国々は、小さすぎて文化的多様性の軸長要素は無視できるか、正方形や円形に近すぎてどちらかの方向に少し長さを足すだけで大きな違いが出てくるなんて想像しづらいかのどちらかだ。「不幸にも多くの国々はチリのような形をしていない」、と彼は言った。

Nature News
How geography shapes cultural diversity
Zoë Corbyn, 11 June 2012, Nature doi:10.1038/nature.2012.10808

原論文
David D. Laitin, Joachim Moortgat, and Amanda Lea Robinson, 2012.
Geographic axes and the persistence of cultural diversity
PNAS June 26, 2012 vol. 109 no. 26 10263-10268, Published online before print June 11, 2012, doi: 10.1073/pnas.1205338109
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