Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/69-4a744756

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

米国でダム撤去後に魚が戻る

ダム撤去されたエルワ川に魚が戻る

米国史上最大のダム撤去計画でのサケ・マス再生への最初の望み

Wendee Holtcamp
05 July 2012


ワシントン州にあるエルワ川の一部は過去一世紀で初めて自由に流れ、産卵する魚類が出入りできるようになっている。Joel Rogers / Corbis

二つの水力発電ダムをワシントン州にあるエルワ川から撤去する計画は、地元の野生生物に利益をもたらしている。6月、最初のダムの撤去が完了してたった数ヶ月後、100年以上にわたって遡上不可能だった二つの支流にサケとスチールヘッド(降海型ニジマス)が産卵した。

しかしまだ魚たちが入り放題なわけでない。ダムの背後に集積していた大量の堆積物がいま解放されていて、幼体も成体も同様にエラを詰まらせて死ぬ可能性がある。堆積物は拡散して下流の河床と沿岸の砂浜を再構築する前に少なくとも三年は水を泥で汚す。それまでは、魚は繁殖するために危険な水で泳がなくてはいけない。

72キロメートルのエルワ川はオリンピック国立公園を通って流れた後に、ファン・デ・フカ海峡へと流れ落ちる。ここはロウワー・エルワ・クララム・トライブの保護区の一部であり、ここの人々はかつて川の恵みに頼って生活していた。20世紀初頭に最初の高さ33メートルのエルワ・ダムと次の高さ64メートルのグラインズ・キャニオン・ダムが建設される前、エルワ川は5種ある太平洋岸北西部のサケの全てのほか、スチールヘッド・トラウト(Oncorhynchus mykiss)、チャー固有種(イワナSalvelinus属の種)および降海型カットスロート・トラウト(Oncorhynchus clarkii clarkii)の豊富な個体群を誇っていた。

ダムは魚の遡上を妨害しただけでなく、下流の河床の侵食を促し、自然流循環を乱した。1992年、何年もの議論の後に、米国議会はエルワ川生態系漁業再生法を通し、米国史上最大のダム撤去を認可した。ダムを撤去する作業は2011年9月に始まり、2012年3月までに、過去一世紀以上で初めて川の一部が自由に流れた。

「それは大きな祝賀だった」とロウワー・エルワ・トライブの河川再生プログラムを監督する、ロバート・エロフソンは話す。

農業騒動

2月に論争が再浮上した。4つの魚類擁護団体がサケを再生させるための魚の孵化場の使用をめぐって、米国立公園局、米海洋大気庁(NOAA)漁業局、米魚類野生生物局、およびロウワー・エルワ・トライブ――数ある当局の中で――を訴えたのだ。

訴状は孵化場が絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律に違反し、養殖されたサケとスチールヘッドが、絶滅の危機があるピュージェット湾マスノスケ(Oncorhynchus tshawytscha)、スチールヘッド・トラウト、およびブル・トラウト(Salvelinus confluentus)などの、野生魚類を害する恐れがあると主張する。これらの種への害は、さらに海でこれらの魚を餌とする絶滅の危機があるシャチ(Orcinus orca)を損なう恐れがある。

孵化場に反対する人々によると、サケとマスはたまに起こる火山爆発や他の大量の堆積物運搬事態に対処するように進化しており、流れを補助なしに認識できるので、孵化場は必要ないという。それなのに、この計画に関与する多くの人々はエルワ川のサケとマスの個体群が養殖魚からの後押しが必要だと感じている。

魚が堆積物で窒息死する恐れがあるだけでなく、未成魚が成熟するエルワ川河口の東部分は、すでにほとんど完全に砂と礫で封鎖されており、狭いアクセス水路が残っているだけだ。今夏に上流のグラインズ・キャニオン・ダムが完全に除去されると、もう一つの堆積物の塊が川を直撃することになる。

「短期的影響は有害になろうとしている。それは疑いない」と、国立公園局のエルワ川再生プロジェクトの監督であるブライアン・ウィンターは話す。「本当に高い堆積物運搬がある」

移転、移転

孵化場が停止し、別のサケ再生計画が始まり、有望な成功の兆候が見られている。生物学者たちは600匹の成魚のギンザケ(Oncorhynchus kisutch)を以前のエルワ・ダムの上流だがグラインズ・キャニオン・ダムの下流だった場所に移転し、半分がそこで産卵した。NOAAノースウェスト水産科学センター(ワシントン州、シアトル)のジョン・マクミランは、以前は下流のダムによって封鎖されていた二つの一次支流である、リトル・リバーとインディアン・クリークで魚の多くが産卵したと話す。生物学者たちは45匹のスチールヘッドもリトル・リバーへと移転し、それ以来川の中に36個の巣(孵化場)を観察している。

もっと有望なのは6月中旬現在で、放卵するスチールヘッドが自発的に上流へと泳いでいることだ。「我々は少なくとも二つスチールヘッドでエルワ川中流の自然入植を立証できる」とマクミランは話す。

エルワ川での漁業は5年間は制限され、協約はロウワー・エルワに川で漁をする権利を与えているが、彼らは魚の個体数が回復できるように自発的に権利を5年間にわたって一時停止している。

孵化場訴訟の結果にかかわらず、サケとマスの幼魚はエルワ川とその支流の区域にすでに現れつつあり、それは数十年にわたって見られなかったことだ。

Nature News
Fish return to undammed Elwha River
Wendee Holtcamp, 05 July 2012, Nature doi:10.1038/nature.2012.10948



日本でも球磨川の荒瀬ダムというダムが撤去されるそうです。今日はじめて知りました。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://yuihaga.blog.fc2.com/tb.php/69-4a744756

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。