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北アフリカ最古の酪農証拠

土器の化学分析は紀元前第五千年紀のサハラ砂漠における最初の酪農を明らかにした

7,000年近く前にサハラアフリカの先史人が牛乳を得るためにウシを使っていたという、最初の明白な証拠がブリストル大学率いる科学者の国際チームによる調査によって記述され、今日Nature誌に発表された。


リビアサハラ、タドラルト・アカクス山地の03/705遺跡のWadi Imhaでのウシが描かれた壁画。ウシのシーンを描き出した豊富で生き生きとした岩石アートのイメージが多数、北アフリカに広く見つかっていて、年代は少なくとも7,000年前のものからある。

リビアの考古遺跡で発掘された素焼き土器から抽出した脂肪酸の分析により、研究者たちは酪農脂肪がこの容器の中で加工されていたことを明らかにした。この先史時代のサハラの牛飼いによる、アフリカ大陸で最初の酪農業の証拠は、紀元前第五千年紀という信頼できる年代が測定された。

およそ10,000年前、サハラ砂漠は湿潤で緑の多い場所だった。この地域の初期の狩猟採集民は半定住生活者で、土器を利用し、野生動物を狩猟し、野生穀類を採集していた。そして、およそ7,000-5,000年前、この地域が乾燥してくると、人々は遊動する牧畜生活を採用した。洞窟堆積物中のウシの骨と川キャンプの存在がそれを示している。

家畜動物がこれらの人々にとって重要だったことは明らかだ。この地域の広い範囲で見つかる彫刻および絵画の岩石アートは動物、特にウシの生き生きとした表現を含む。だが、これらのウシから搾乳されたという直接の証拠は存在しなかった。今までは。

ブリストル大学化学科の有機地球化学部門の研究者たちは、ローマ・ラ・サピエンツァ大学の共同研究者たちとともに、リビアのタドラルト・アカクス山地のタカルコリ岩石壕で見つかったおよそ7,000年前にさかのぼる素焼き土器を研究した。

脂質バイオマーカーと安定炭素同位体分析を用いて、彼らは土器の組織の中に含まれる保存された脂肪酸を調査し、容器の半分が酪農脂肪を加工するのに使われていたことを見い出した。この結果は、この地域で家畜化ウシが初期に存在したことと、先史時代の牧畜民にとって牛乳が重要であったことを初めて確認する。

ブリストル大学化学科のPhD課程学生で論文の著者の一人であるジュリー・ダンは次のように話した。「動物からその一生を通して繰り返し採取できる、牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなどの酪農製品が、新石器時代のヨーロッパ人にとってどれだけ重要だったかを、我々はすでに知っている。だから酪農製品がアフリカの先史人の生活にとっても重要だったという証拠を見つけて興奮している」

「これらの調査結果は、サハラアフリカで酪農業が早期に採用されていたことを明らかにしたほか、先史人が乳製品を消費し始めて起こったと思われる、乳糖分解酵素持続遺伝子の進化についての我々の理解への背景ももたらす」

「この遺伝子はヨーロッパ人と一部の中央アフリカ人のグループに見つかっており、およそ8,000年前の完新世前期から中期に、中東からアフリカ東部へとウシを随伴した人々の移動があったという主張を支持する」

共著者でブリストル大学化学科のリチャード・エヴァシェッド教授は次のように付け加えた。「サハラアフリカの注目すべき岩石アートは多くのウシの表現を含み、いくつかの事例では実際のウシの搾乳が描写されているけれども、信頼できる年代が測定されたものは稀だ。また、考古遺跡でウシの骨が乏しいことは群れの構造を確かめるのを不可能にし、酪農が営まれていたかどうかの解釈を拒む」

「だが、土器に染み込んだ食料残余の分子と同位体を分析することは、初期の人々の食と生業を調査する素晴らしい方法だ。それは共同研究者と私が以前に、中東の肥沃な三角地帯で始まりヨーロッパ全体に広がった、酪農の年代学を決めるのに適用して成功したアプローチである」

本研究は英国自然環境研究会議(NERC)の資金を受けた。

University of Bristol Press Release
Chemical analysis of pottery reveals first dairying in Saharan Africa in the fifth millennium BC
Press release issued 20 June 2012

原論文
Julie Dunne, et al.
First dairying in green Saharan Africa in the fifth millennium bc
Nature 486, 390–394 (21 June 2012), doi:10.1038/nature11186
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