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コウイカの左右で違う擬態

二つの顔をもつ魚は競争相手をだます

by Sarah C. P. Williams on 3 July 2012, 7:01 PM


両面。オスのコウイカ(右)がメス(左)に求愛している時、彼は二つの違った側面を見せる。オスパターンをメスに向け、メスパターンを他のオスをあざむくために反対側に向ける。Credit: Culum Brown

女性の側面を見せることについて話そう。片方の側面では、求愛するオスのコウイカは、表皮を水平方向に延びるトラのような縞模様がある、彼の種の普通のオスのように見える。しかし反対側では、彼はメスに似ていて、茶色と白色のまだら模様を見せている。彼はメスを惹き付けるためにオスのパターンを必要としているが、メスの模様は競争オスを彼から避けている。それが少なくとも現時点での、初めて観察され報告された他者を欺くコウイカの行動を説明する、科学者たちの最も良い想像だ。

「コウイカは非常に賢い魚介類のグループだ」と筆頭著者でマッコーリー大学(豪シドニー)の生態学者のカラム・ブラウンは話す。「そして彼らがこのディスプレイを特に戦略的方法で使っているのはかなり明白だ」。

研究者たちはコウイカ(Sepia plangon)が表皮を周囲に合わせてカモフラージュできることと、彼らがそれぞれの側に違ったパターンを出せることを知っていた。彼らの表皮は高度に濃縮された色素細胞――さまざまな色の色素を含む細胞――の層を含む。色素細胞を表皮の近くに動かしたり遠くに動かしたりすることで表面のパターンを変えることができる。しかし科学者たちはオスのコウイカが求愛行動の策略として片側だけメスに擬態するのを見たことがなかった。ブラウンと共同研究者たちはこの行動を彼らの研究室にある大きな水槽で初めて観察した。彼らは野生のオスも同じことをするのか、もしするなら、いつどこでするのかに興味を持った。彼らは以前のシドニー港の潜水で撮った108の別個のコウイカのグループの写真を徹底的に探した。彼らは一匹のオスが一匹のメスともう一匹の他のオスとともにグループにいるときは、39%で彼が両面パターン――オスの側はメスに向けメスの側はオスに向ける――を見せていることを見いだした。すべてオスのグループや一匹のオスが二匹のメスといるなどの、他の状況では、両面ディスプレイは見られなかった。

「彼らはこれを特定の文脈でしか使っていない」とブラウンは話す。「それは、オスが魅力的なメスを見つけた場合の最善の戦略が、それについてずるくなって、彼が潜在的に面白い出会いを見つけたという点をごまかすことであることをほのめかす」

この行動――今日Biology Letters誌に報告された――は学ぶこともできるかもしれないが、ブラウンはそれがコウイカが有する複雑な社会的知性の一例であると考えている。彼によると、コウイカは最も大きな脳/体サイズ比を持つ無脊椎動物の一つであり、彼らの詐欺技術――そしてこの戦略をいつ働かせるかを彼らがどうやって知るのか――についての調査は脳サイズが行動の複雑性にどう寄与するのかを説明するのを助ける。「我々は彼らの知性の理解という意味で表面をひっかき始めたばかりだ」

ダルハウジー大学(カナダ、ハリファクス)の行動生態学者、シェリー・アダモは、この発見は目新しいが、すでに観察されたことを踏まえれば驚きではないという。「コウイカは偉大なる詐欺師だ」と彼女は話す。「それは彼らが捕食者から隠れるためにしていることだ。彼らはサンゴを装うし、アマモを装うし、いつも欺いている」

この新しい観察を確かめるには、過去の写真によるのではなく、潜水調査して野生でこの行動を観察するなどの、さらなる研究が必要だ、と彼女は続ける。「この調査は野外調査と飼育下での動物の観察の両方で見事になされた」とアダモは話す。「そして少なくともそれを何回か見れば、恐らく少なくともこの動物の自然行動においてそれが何らかの役割を果たしているだろう。しかしさらなる観察をするのが常に良い」

元記事
Science NOW
Two-Faced Fish Tricks Competitors
by Sarah C. P. Williams on 3 July 2012, 7:01 PM

原論文
Culum Brown, Martin P. Garwood and Jane E. Williamson, 2012.
It pays to cheat: tactical deception in a cephalopod social signalling system
Biol. Lett. Published online before print July 4, 2012, doi: 10.1098/rsbl.2012.0435
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